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明治から現在まで－常に横浜の先端を走り続けた西区
横浜市西区は横浜市の中央東部に位置し、神奈川区・中区・南区・保土ケ谷区と隣接しています。 面積は6.98平方キロメートルと横浜市のなかで最も小さい区です。 また、人口も約10万3千人と、こちらも横浜市で最も少ない区となっています。 しかし、人口密度は2番目に高い区となっており、横浜市のなかで特に人の集中する地域であることが分かります。
日本を代表する駅のひとつ、横浜駅は、神奈川県で最も利用者が多く、世界でも5本の指に入る乗降者数があります。 横浜駅のある西区は古くから横浜の中心的な場所として栄えてきた街です。
明治5年には新橋・横浜間の鉄道が開通し、より多くの人が行き交うとともに商業・工業、そして流通が盛んになりました。 さらに明治後期には市電も開通、区民の足として親しまれさらに街は発展していきます。
しかし、大正12年に訪れた大災害により、西区だけでなく横浜市全体が壊滅的な被害を受けます。 それが関東大震災です。横浜駅も駅舎が倒壊するという大きな被害を受け、仮駅舎で営業していた期間があります。 このあといくつかの新ルートが開通し、横浜駅の重要度はさらに増していきますが、次に訪れたのは戦争による大きな爪痕でした。 空襲により駅設備の大半が焼失し、復興までに長い年月がかかることになります。 しかし、昭和30年ごろから駅周辺の地域は本格的な開発が進み、瞬く間に多くの人が集まる横浜の中心地へと戻っていきました。
そして今、造船所跡地を未来の新都心として生まれ変わらせる一大プロジェクトが進行中です。 それが「みなとみらい21」です。 横浜を象徴する未来都市として、今なお開発が進み進化しているこの街はどのような発展を遂げていくのでしょうか。
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みなとみらい21を擁する都心部と歴史を語る既成市街地
明治以降、西区は常に横浜の中心的存在として先端を走り続けてきました。 さらにその先の未来を目指し、誕生から30年以上を迎えたみなとみらい21はさらに進化するため、再開発が進んでいます。
みなとみらい21には、「横浜ランドマークタワー」や「横浜赤レンガ倉庫」といった横浜を象徴するシンボルが集中しています。 さらに新たなシンボルとして知られる「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」、 それらを見つめるように照らす大観覧車「コスモクロック21」など、まさに横浜の風景として代表的なものが凝縮したような場所です。
全国的にメジャーな「クイーンズスクエア横浜」や新たに生まれて注目される「オービィ横浜」などのショッピングスポットがあるほか、「横浜美術館」もこのみなとみらい21にあります。 また、外国人観光客に大人気の「世界のビール博物館」と、アミューズメントとグルメ、エデュケーションが融合した施設まであります。 このように、幅広い層のすべてに人気となる要素が詰まっていて、まさに横浜を代表する未来都市、それがみなとみらい21なのです。
一方で、西区の既成市街地は落ち着いた雰囲気がある住宅街です。 横浜の古い歴史を色濃く残し、みなとみらい21とはまったく違う表情を見せてくれます。 東西をつなぐ主要道として1000年以上の歴史を持つ東海道、開国と同時に整備され日本近代化の一歩目とも言える横浜道など、それらに関する史跡が多く残ります。
このように、横浜の最先端と言える都心部、横浜の歴史を残す既成市街地と、2つの異なる表情を持つ地域が共存している街、それが横浜市西区なのです。
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都心部か既成市街地かで大きく方向性が変わる
横浜市西区の歴史と、異なる表情を持つ都心部と既成市街地の特徴についてご紹介しました。
横浜市西区は、横浜駅周辺やみなとみらい21を含む都心部か、情緒あふれる街並みが残る既成市街地かで大きく雰囲気が異なります。 横浜市西区に新たに店舗をオープンするなら、どちらのエリアに出店するかで店舗の方向性も大きく変わります。 どのような店舗を目指すかによって場所選びを慎重に進めましょう。
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