アクセスに恵まれ人気スポットも徒歩圏内
西日暮里駅にはJR山手線、京浜東北線、東京メトロ千代田線、日暮里舎人ライナーの合計4路線が乗り入れており、JRでは池袋駅まで約11分、新宿駅まで約20分、東京駅まで約14分という良好なアクセス環境にあります。
千代田線の利用では大手町駅まで約10分、赤坂駅まで約19分と、いずれも1本で移動ができる利便性の良さです。また、京浜東北線の利用により埼玉県や神奈川県へも直通。関東圏の主だった都市へも移動が楽にできます。
人気の谷根千エリアが徒歩圏内にあることから、下町情緒を求めた観光客も訪れます。約60もの店舗が並ぶ谷中銀座商店街は西日暮里駅から徒歩8分ほどで、近年は特にインバウンド需要が高まっています。
西日暮里駅の利用者層は、学生、会社員、主婦、高齢者など幅広い年齢層で構成されています。観光スポットが近いため、乗り換えなどで利用する観光客も見られます。
西日暮里駅の2022年度、全路線合計の1日平均乗降人員は約24.3万人です。西日暮里駅の利用者数は近年増加傾向にありますが、これは周辺の開発が進み、住みやすい街として注目されていることが影響していると考えられます。
駅を挟んで表情が変わる東西エリア
西日暮里駅の東口は、歓楽街的な要素が強いエリアです。
居酒屋、ファストフード、個人経営の飲食店が数多く存在し、夜遅くまで営業している店も多くあります。若い層や単身サラリーマンからの人気が高く、穴場的グルメエリアとしても知られます。
一方、西口エリアには閑静な住宅街が広がっています。
大型商業施設はありませんが日暮里駅との距離が近く、日常的な生活には不自由しません。再開発を視野に若い層の流入の動きも見られます。
再開発により期待される変化
西日暮里駅周辺では現在、大規模な再開発事業が進められています。「西日暮里駅前地区第一種市街地再開発事業」は2025年度以降に着工予定です。
事業内容は住宅、商業施設、ホール(コンベンション施設)、事業所、文化交流施設、保育施設などの創設です。
西日暮里駅周辺の再開発は、交通アクセスのさらなる向上、商業施設の充実、人流の活性化など、さまざまな効果が期待されています。
西日暮里駅周辺の飲食店事情
西日暮里には多くの人気店があります。以下はその一例です。
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中華そば つけそば 伊蔵八本店
西日暮里駅すぐの場所にあるラーメン店で、濃厚な魚介豚骨つけ汁が人気です。
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熟成和牛焼肉エイジング・ビーフ西日暮里本店
西日暮里駅徒歩1分の場所にある熟成肉専門店です。上質な熟成肉をリーズナブルな価格で楽しめます。
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サクラカフェ&レストラン日暮里
西日暮里駅徒歩6分の場所にある、カフェレストランです。世界各国の珍しい料理が味わえます。
このようにすでに東口エリアを中心に多彩なグルメが集結していますが、西日暮里駅周辺の再開発によって今後も飲食店事情は大きく変化することが予想されます。
再開発ビル内に新規の飲食店が多数出店する可能性が高く、商業施設の充実によって駅周辺の集客力が増すことで飲食店の顧客増加が期待できます。またオフィスワーカーの増加で、新たなランチ需要も拡大が見込めます。
顧客層の変化に対応するため多様なジャンルの飲食店の出店ラッシュが予測される西日暮里駅周辺は、東京のなかでもホットな飲食スポットと言えるでしょう。
古い文化と変化により集客効果が高まる、西日暮里駅周辺
西日暮里駅周辺はもともと東西で異なる表情があり、下町特有のディープな魅力を持つ土地柄です。今後はさらに駅周辺の再開発によって雰囲気が変わり、より魅力的な街になることが期待されます。こうした変化は飲食店の需要にも多様化をうながし、出店に関しての可能性が拡大するでしょう。
コンセプト設計にあたっては立地とターゲット層を十分に研究し、西日暮里駅の持つメリットを最大限に活かせる方向性を探ることが大切です。