8路線が乗り入れる巨大ターミナル駅
新橋駅は、JRは山手線、東海道線、常磐線、京浜東北線、横須賀線の5路線。さらに東京メトロ浅草線、銀座線、ゆりかもめ線と合計8路線が乗り入れている日本有数の巨大ターミナル駅です。新橋駅のある港区の芝地区の人口は、港区にある5つの地区のなかでは4番目で、住む人自体は多くはありません。
ただ、駅西側には古くからある中小規模のオフィスビルがあり、東側は2004年の再開発で複数の大規模オフィスビルができたことから、日中は会社員が多い地域です。ガード下には会社員が気軽に立ち寄れる価格帯の居酒屋や飲食店が多く立ち並んでいます。また、駅東側の汐留まで足を延ばせばおしゃれなバーやレストランも多く、予算に応じてさまざまな店舗の選択が可能です。
再開発地域の汐留を中心に商業施設も豊富
新橋駅周辺には多くの商業施設があります。ここでは再開発により新たな商業施設が建設された駅東側、古くからの飲食店や居酒屋が立ち並ぶ駅西側、そして駅ナカの3つに分けて見てみましょう。
駅東側
再開発により多くの商業ビルが建設されています。スカイレストランやモールを含む58の店舗と劇団四季の常設専用劇場「海」が入っている「カレッタ汐留」。高層階にヒルトン最高級ブランドのラグジュアリーホテル「コンラッド東京」、低層階にはハイセンスな商業施設やコンベンション施設「ペディ汐留」が入る東京汐留ビルディングなどがあります。
ほかにも都市型ビジネスホテルや首都圏初のデザインホテルズなど宿泊施設も多く、国内外からの観光客にも人気のスポットです。飲食店は居酒屋やバーもあるものの、レストランも多くランチ需要が高い地域といえます。会社員だけではなく、観光客向けで家族や団体でも楽しめる飲食店も人気です。
駅西側
テレビにも頻繁に登場するSL広場は新橋駅西口にあります。3,000円前後から飲める居酒屋も多く、新橋駅周辺で働く会社員はもちろん、夜になると新橋駅周辺に集まってくる近隣の駅で働く会社員も多いようです。
汐留や銀座など比較的、高級感のある店舗が多い地域に比べ、ランチも含め会社員が気軽に立ち寄り庶民的な料理を楽しめる居酒屋に人気が集まっています。
駅ナカ
2022年3月、新橋駅のなかに新たに「エキュートエディション新橋」がオープンしています。カフェやベーカリー、弁当屋などのほか、クラフトビール居酒屋や立ち食いすし、ドイツ・フランス料理といった飲食店もあります。
毎年夏には「新橋こいち祭り」が開催
平成8年より毎年夏に開催(コロナ期間除く)されているお祭り。駅前のSL広場に設置されたステージで行われるイベントや盆踊り、ビアガーデンなど多くに人でにぎわっています。
また、5月には江戸時代から続く烏森神社の例大祭があり、観光客も多く訪れるため、気軽に休憩できるスペースがあると新規のお客様獲得につながるでしょう。
会社員の街、新橋駅は再開発を経てさらに魅力ある街へ
日本有数の乗降客数を誇る新橋駅は、会社員の街として古くから多くの人でにぎわっています。近年は再開発の影響もあり駅東側の汐留口が注目されているものの、新橋駅の魅力は汐留だけではありません。SL広場がある日比谷口、毎年5月に例大祭が行われる烏森神社のある烏森口、銀座につながる銀座口とそれぞれに特徴があり楽しめる駅です。すでに多くの居酒屋や飲食店がある地域とはいえ、多くの会社員の胃を満足させるサービスを提供したい方にとっては魅力のある駅といえるでしょう。