東京、新宿、六本木など東京の主要駅へのアクセス良好
JR山手線と京浜東北線の2路線が走る有楽町駅は、乗降客数は116,738人(2022年)で、JR東日本のなかでは20番目に多い駅です。
さらに、すぐ近くには東京メトロ有楽町線の有楽町駅があるほか、東京メトロ日比谷線と千代田線の日比谷駅も歩いてすぐの場所にあります。東京、六本木、赤坂、新宿など東京の主要駅にすぐに行け、交通の便は非常に良い駅と言えるでしょう。
ビジネス・ショッピング・エンタメ、異なる顔を持つエリア
有楽町駅の大きな特徴は、ビジネスのみならずショッピング、エンタメなど異なる顔を持つ駅という点です。
例えば、日比谷口を出ると「東京ミッドタウン日比谷」「日比谷シャンテ」、高架下には「日比谷OKUROJI」などの商業施設があります。また、「東京宝塚劇場」や「日生劇場」など古くからある劇場も人気です。
中央口・銀座口には「有楽町マリオン」「ルミネ有楽町」「有楽町イトシア」などの商業施設があり、収容人数約900名のキャパシティを持つ劇場型イベントホール「ヒューリックホール東京」もあります。
そして、国際フォーラム口を出ると「東京国際フォーラム」「帝国劇場」などの劇場に、映画館も「TOHOシネマズ 日比谷」「ヒューマントラストシネマ有楽町」「丸の内ピカデリー」など数多くそろっています。
有楽町がさまざまな顔を持つ理由は、銀座方面は夜の業態、日比谷・丸の内方面は昼の業態と、時間帯によりさまざまな客層が混在している点です。そのため、飲食店もランチから居酒屋、バー、レストランなど多様な業種がそろっています。
毎年夏には「大手町・丸の内・有楽町 夏祭り」が開催
有楽町駅周辺では毎年夏に、「大手町・丸の内・有楽町 夏祭り」が開催されます。「江戸の夏」をテーマに、東京駅から有楽町駅の広い範囲で1,000個以上の風鈴が展示され、縁日や打ち水などが行われます。
そして日比谷公園では、時期により音楽祭やフェス、地元飯フェス、ガーデニングショーなどさまざまなイベントが開催されています。イベントが開催されていない時期でもテニスコートや花見客で賑わいを見せるため、イベントで訪れた方が気軽に入れるカフェやバーも人気です。
有楽町駅周辺は高級感のある飲食店に高い需要があり
一般的に夜に賑わう街というイメージの強い有楽町。実際、高級感のある飲食店も多く、気軽に食事ができる店舗は比較的少ない街です。ただ、劇場や日比谷公園など若い方が集まるスポットも多いため、カジュアルな店舗にも少なからず需要はあります。
もちろん地価の高い場所でもあるため、昼間はカジュアルに食事を楽しめ、夜は高級感のあるバーとしてお酒を楽しむといった工夫は必要でしょう。大人の方をターゲットに高級感あふれる食事やお酒を提供したいと考える方にとってはおすすめの場所です。
商業地、オフィス街、そして劇場や映画館が立ち並ぶエンターテインメントの街など多くの顔を持つ有楽町駅。夜と昼とで、エリア内に異なる客層が集まります。その点も考慮した出店計画がカギとなるでしょう。