秋葉原駅周辺は魅力の数だけ利用者層が幅広い
秋葉原駅には、JR山手線、京浜東北線、総武線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの5つの路線が乗り入れています。
JR秋葉原駅の1日の利用者数は2022年時点でJR東日本エリア内の全駅中9位にランクインしており、すべての路線の利用者は合計で約34万人です。
秋葉原駅の利用客の主なグループは以下のとおりです。
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通勤・通学者
複数の路線があり利便性が高い秋葉原駅周辺には多くのオフィスビルや学校があるため、朝夕は混雑します。
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電気街の利用者
ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキなどの大型家電量販店や、パソコンショップ、オーディオショップ、カメラ店など多くの専門店が集まっており、電器関連の中心地となっています。
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サブカルチャーの利用者
秋葉原駅周辺にはアニメイト、ゲーマーズ、メロンブックスなどのアニメ・漫画・ゲームショップや、フィギュアショップ、コスプレショップ、メイドカフェなどが多く集まっており、世界中の愛好家に知られています。
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観光客
電気街やサブカルチャーの聖地としての知名度が高く、国内外から多くの観光客が訪れます。特に近年は外国人観光客が大幅に増加しており、東京の人気観光スポットの一つです。
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ビジネス
立地の利便性をさらに活用するため、再開発によりオフィスの拠点とする動きが加速しており、ビジネスパーソンの利用も多い駅です。
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その他
秋葉原駅周辺には飲食店やカフェ、雑貨店などが多く、グルメやショッピングを目的とする層も多数見られます。
徒歩圏内の駅数が多く集客要素に恵まれるエリア
徒歩圏内に東京メトロ銀座線 末広町駅、都営新宿線 岩本町駅などの他路線の駅が存在し、都内の主要都市に乗り換えせずスムーズにアクセスできます。
秋葉原駅周辺の主な商業施設は以下のとおりです。
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アトレ秋葉原:ファッション、雑貨、飲食店など約200店舗が入る駅ビル。
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ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba:都内で1番大きな家電量販店であり、カメラ、パソコン、家電製品など幅広い商品を取り扱っている。
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秋葉原UDX:オフィスビル、商業施設、イベントスペースなどが入る大規模複合施設。
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秋葉原ラジオ会館:家電製品、電子部品、アマチュア無線機などのお店が入る商業施設。
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電気街:家電量販店や電子機器店が多数集まる電気街が形成されている。
また商業施設ではありませんが、神田明神は秋葉原の守護神として知られる神社で多くの人が訪れるスポットです。
また、秋葉原駅周辺では、JR秋葉原駅「電気街口改札」前の再開発プロジェクトも進められています。
このプロジェクトにより、さらにオフィスビルや商業施設、ホテル、住宅などが建設される予定です。交通や立地の利便性もあり、将来的にもさらなる発展が期待できる街です。
秋葉原駅周辺の飲食店事情
秋葉原駅周辺は、多様な利用者層が入り混じる街として食文化が進化しています。
「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」の8階飲食街が2015年に全面リニューアルし、ファミリー向けの飲食店や「YODOBASHI YOKOCHO」など、多様化する利用者層に向けて展開しています。
カレーやラーメン店も多彩なバリエーションで知られ、ビジネス需要の定食屋も多くあります。
近年は洗練されたバルやカフェも増加し、カップルや女性向けのおしゃれなレストランも多数存在します。観光客やランチ需要に応える軽食、気軽に食べられるファストフード的な店も増えました。
また、秋葉原駅から神田方面に少し離れると、閑静な住宅街が広がります。ビジネス街としての展開があるだけでなく、居住者層をターゲットとした飲食需要にも期待がかかります。
秋葉原駅は多彩な人が行き交う街
秋葉原駅周辺は電気街、アニメ・漫画・ゲーム、ショッピングにくわえ、ビジネスなどあらゆる要素が混在する街です。ビジネスパーソン、学生、観光客など利用者層が幅広いため、飲食店出店を検討する際にはターゲット層を明確にし、焦点を絞り込んで戦略を立てるとよいでしょう。すでにさまざまなジャンルの飲食店があり、競合との差別化を図るためには独自のコンセプトを打ち出す意識が大切です。