また、幹線道路の周りにはマンションやビルが立ち並んでいますが、商店街や伝統も残る下町風情が強い街となっています。
今回は横浜市南区の特徴や人口、観光地などのエリア情報について解説します。
横浜市南区の特徴
横浜市南区は大岡川沿いに平地部があり、その周辺には丘陵部が広がる、独特の地形が特徴的な街です。この平地部の周りを丘陵部が囲んでいるという独特の地形は、古代の人々にとって居住地に最適だったのか、大岡川流域からは「殿ヶ谷遺跡」などの古代遺跡が発掘されています。
伝統文化や史跡などが存在する一方で、南区内の幹線道路周辺にはビルやマンションが建っており、電車や自動車交通の利便性が高いなど、古い文化と都会性が融合した街でもあります。
人口
2017年8月時点で、横浜市南区の人口は19万8,939人となっており、総世帯数は10万5,646世帯でした。
南区の総面積は12.63平方キロメートルであり、人口密度が高いことが特徴ですが、ひとり暮らしの世帯や高齢の住人が増えています。
横浜市南区の観光スポット
横浜市南区には以下のような観光スポットがあります。
弘明寺(ぐみょうじ)
空海によって開かれたという、横浜市内で最古とされているお寺です。
「弘明寺」の名前は地下鉄や京浜急行の駅名にもなっており、境内には金剛力士像や仁王門など、国の重要文化財が多数存在しています。
横浜市こども植物園
植物遺伝学者・木原均氏の研究所跡地に開園した植物園です。
園内にはバラ園や野草園、花壇などのほかに、くだもの園や竹園、薬草園、ニュートンのリンゴの木、メンデルのブドウなど、珍しい植物たちも数多く集められています。
弘明寺商店街
下町情緒あふれる商店街です。かつて弘明寺の門前町として栄えたこの場所は、時代とともに商店街として発展し、1956年には「東洋一のアーケード」と呼ばれるまでになりました。1956年当時270mだったアーケードは、2001年に全長312mへと改装され、今は全130店舗を有する商店街として栄えています。
歴史
大岡川流域から発掘された古代遺跡の存在から、横浜市南区には、太古の昔から人が住んでいたと分かっています。江戸時代の南区は農業中心の村であり、大岡川を埋め立てて「吉田新田」という新田を作り、その周辺には港町が発展していくにつれて町が作られていきました。
明治に入ると、横浜市初の小学校や石けん工場が建てられ、大正2年には「横浜勧業共進会」という、産業振興博覧会が開かれました。
昭和2年に横浜市の区制整備が行われ、戦争中には中区の一部が南区とされました。昭和44年には現在の南区が誕生しています。
横浜市南区の魅力
ここからは横浜市南区の交通や集客スポットなどを紹介します。
交通
南区には東京都心や横浜都心へつながる京浜急行線が通り、市営地下鉄線も張り巡らされています。
また自動車交通についても横浜鎌倉線、国道16号線、そのバイパス線や中央線などが通っており、交通アクセスの良い地域となっています。
この交通の便の良さから、横浜市南区から区外へ通勤・通学する人の数が多いです。
▶︎ 幹線沿い
南区の幹線道路周辺にはビルやマンションが立ち並んでいる。ビルやマンションが豊富で、人通りが多いことが想像されるため、多数の集客が見込めます。
▶︎ 南太田エリア・吉田町エリア・阪東エリア
3エリアとも下町・伝統文化が息づくエリア。エリア内には、「弘明寺商店街」や「弘明寺」も含まれており、人通りが多いと考えられます。
まとめ
今回は横浜市南区の特徴と魅力について解説しました。横浜市南区は古い文化と都会的な要素が融合した街です。
横浜市南区に出店を考えている人は、この記事をぜひ参考にしてみてください。