千葉県で4番目に人口の多い都市
市川市は千葉県の北西側に位置する、人口約49万人の都市です。江戸川を挟んで東京都江戸川区に接するほか、千葉県の浦安市・船橋市・松戸市・鎌ケ谷市に隣接しています。また、面積は約56平方キロメートルで、1平方キロメートルあたり約8,300人の人口密度があります。
人口約49万人の市川市は千葉県人口の約7.8%を占め、県内で4番目に人口の多い都市です。世帯数では3番目と順位が上がることから、一人暮らし向けの住宅が多いことがわかります。これは、都心から20km県内に位置し、東京都内へ通勤・通学している人が多いためと考えられます。
また、市川市は東京都と千葉方面を結ぶ交通の要衝でもあり、JR総武線、JR京葉線、都営地下鉄新宿線、京成電鉄本線、東京メトロ東西線など多くの鉄道路線が通っています。道路では京葉道路や国道14号線、東京湾岸道路（国道357号）など、こちらも首都圏内または首都圏から地方へと続く重要な街道が走っています。
市川市の沿革を見ると、戦後に旧市川市と大柏村・行徳町・南行徳町が順次合併することで現在の市川市となった歴史があります。
この中で、旧大柏村方面の北部では梨栽培を中心として農業が盛んです。また、教育機関が多い文京地域の側面も持っています。
中央の市川地域は、市川駅や本八幡駅を中心に繁華街が広がっているのが特徴的です。市川市の行政もこのエリアに集中しています。
一方、南部の行徳地域は東京湾に面し工業が盛んで京葉工業地帯の一部となっているほか、隣接する浦安の舞浜地域から連なる住宅街が広がっています。
このように市川市の特徴は3つのエリアに分けて考えられます。これら北部・中央部・南部の3エリアについて飲食店の傾向をご紹介していきます。
市川市3エリアの飲食店の傾向
中央部での繁華街は市川駅と本八幡駅の周辺に集中しています。この2つの駅では、JR市川駅がより東京都に近い位置にあることもあり、周辺は高級住宅街が広がっています。
このエリアでは、家族連れでの買い物や日常の外食などが多く、ファミリー向けや客単価の高い店が多い傾向にあります。
JR市川駅から少し北にあるのは、京成本線の市川真間駅です。この周辺には古くから続く商店街がいくつもあり、「昭和の香りと現代の良さが入り交じる街」としてにぎわいを見せています。一方、本八幡駅の周辺は以前から居酒屋が多く、それに加えてラーメン店や定食屋などが多いのが特徴です。
南部の行徳・南行徳の駅周辺には居酒屋が多く、住宅街の中には個人経営のレストランや焼肉屋など多様な店が点在しています。
湾岸道路は主要な国道ですが、この道路沿いにはほとんど飲食店がありません。行徳と南行徳のエリアでは行徳駅前通りと南行徳駅前通り、この2つの駅を結ぶ路線沿いの道路に集中している傾向にあります。
北部のエリアは果樹園と住宅街が広がるエリアで、動植物園やバラ園などを含む広大な公園の大町自然観察園もあります。
市川大野駅の駅前から続く大野中央商店会では、毎年5月に「鯉のぼり祭り」が開かれ多くの人が訪れます。このほか曽谷貝塚商店会、曽谷山王商店会など、古くから続く商店があり、うなぎ屋、焼き鳥屋などの飲食店も長く人気を保っています。
北部のエリアでは、商店街の中に溶け込んで地域に密着した飲食店が受け入れられやすい傾向にあるでしょう。
市川市は全域が飲食店開店のおすすめエリア
千葉県市川市の特徴と、3つのエリアに分けた場合のそれぞれの飲食店の傾向についてご紹介しました。
市川市は都心から近く住宅街としても人気で、千葉県内でも人口の多い都市です。そのため、駅の利用者も多く市内のそれぞれの駅周辺には飲食店も多く集まっています。また、住宅街の合間には個人経営の飲食店も多く、固定客の応援によって長く続く店も少なくありません。市川市は全域が飲食店を新たに開く場所としておすすめのエリアと言えるでしょう。
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