航空発祥の地、トトロの森などで知られる
所沢市は埼玉県の南部、東京都に面する位置にある都市です。埼玉県では入間市・川越市・狭山市・新座市・三芳町と隣接し、東京都の清瀬市・東村山市・東大和市・武蔵村山市・瑞穂町と接しています。
63ある埼玉県の市町村の中で、人口は約34万人と4番目に多く、面積は72平方キロメートルと11番目となっています。埼玉県を代表する大きな市であり、比較的人口密度の高いことがわかります。
所沢市は日本の航空発祥の地と言われています。日本で最初の陸軍飛行場が作られた場所で、現在は航空記念公園として姿を変え、敷地内には「所沢航空発祥記念館」があります。
また、所沢市には宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」の舞台になったと言われる狭山丘陵、その横に広がる狭山湖などがあり、人口の多い市である一方で自然も豊かという特徴があります。
所沢市と聞いて、野球に詳しい方は別の場所を想像される方も多いのではないでしょうか。所沢市は西武ライオンズの本拠地としても知られ、ホームグラウンドのベルーナドームは狭山丘陵の自然の中にあります。
西武ドーム(ベルーナドーム)の敷地に隣接する西武園ゆうえんちは、2021年にリニューアルオープンしました。ノスタルジックとエキサイティングが混在する他にはない魅力を持ち、子どもから大人まで楽しめるアミューズメントパークとして人気です。
市中央部に2020年11月に開業した「ところざわサクラタウン」は、KADOKAWAが運営する大型文化複合施設です。観光施設国内最大級のポップカルチャーの発信拠点として、各イベントなどを開催しています。
このように所沢市には観光や行楽で人気の場所や名所がたくさんありますが、食の面でも魅力が多いことも忘れてはいけません。多くの商店街があり、「もっと元気で魅力的に!」をモットーに商店街を盛り上げる取り組みを行政と事業者、市民が一体となって進めています。
こうした取り組みを後押ししているのは、所沢市が持つ食に関する魅力です。次に所沢の食についてご紹介していきます。
ベッドタウンとしてだけでなく独自の魅力を持つ町として進化
所沢市は東京のベッドタウンとして栄える一方、独自の魅力を持つ町としても進化しています。市内には40もの商店街があり、市民の生活を支えています。
特に所沢市の中央部では、所沢駅から続くプロペ商店街、ファルマン通り、所沢銀座商店街などが有名で、所沢市民だけでなく周辺市町村から訪れる人も少なくありません。
それぞれの商店街には、すし屋、そば屋、ラーメン店、居酒屋など、多種多様な飲食店が並びます。所沢銀座商店街から脇に入った通りには盃横丁と呼ばれる飲み屋街もあり、夜には多くの人でにぎわいます。
市の西側に目を向けると、観光スポットとして人気のある狭山丘陵があります。狭山丘陵へと続く道沿いや丘陵付近には、カフェやレストラン、そば屋、定食屋などがあり、観光客もよく立ち寄ります。球場や遊園地もあるため、埼玉県を代表する観光スポットでもあり県外からも来客もあります。
所沢市の北側には住宅街が広がり、地域住民が利用する店が点在します。住宅街の合間には長く愛されている店もたくさんありますが、比較的新しい個人経営の店も話題によって人気店になる可能性も大きいエリアです。
所沢市は全域に飲食店が豊富な町
所沢市は狭山丘陵や狭山湖、西武園ゆうえんちや航空記念公園など、観光スポットも豊富ですがそれらが市の南西側に集合しているのも特徴です。この周辺には車で訪れやすい飲食店が多い印象です。一方、駅前にはいくつもの商店街があり飲み屋街もあります。北側には、地域密着型の店舗が住宅街に溶け込んでいます。所沢市は全域に飲食店が豊富で、どういったタイプの飲食店も受け入れられやすい地域と言えるのではないでしょうか。