区内を縦横に電車が走るアクセスの良い北区の魅力
さいたま市北区は、平成15年4月にさいたま市が政令指定都市に移行した際、9の行政区が生まれ(2022年現在は10区)、そのなかの1つとして誕生した区です。さいたま市の北部にあり、周りを見沼区、西区、大宮区、上尾市に囲まれています。大宮台地の台地面上にありますが、標高は7~20mとそれほど高くはなく、平らな地です。
さいたま市北区を走る鉄道は、JR東北本線、川越線、高崎線、湘南新宿ラインのほか、埼玉新都市交通伊奈線の計5本。駅は、土呂駅、宮原駅、日進駅、加茂宮駅、東宮原駅、今羽駅、吉野原駅の7駅。大宮へも近く、東北新幹線や長野新幹線にもすぐアクセスできる便利さです。
道路は、国道17号、国道16号東大宮バイパス、産業道路などの広域幹線道路網が整備されているため、交通網はさいたま市のなかでも有数の利便性があります。
さいたま市北区の人口は、約14万9千人(令和4年3月現在)で、南区、浦和区、見沼区に続き4番目です。もっとも多い年齢層は、45~49歳、次いで50~54歳、40~44歳、55~59歳、35~39歳と若い世代が多い区といえます。
道路は、縦に県道3号線と13号線。横に府中街道、多摩川沿いには市道1号線(多摩沿線道路)が走っています。北に多摩川、南に多摩丘陵と自然が広がっていますが、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区を地域生活拠点として開発が進んでいます。多摩区全体で見ても大型商業施設はありませんが、スーパーや飲食店は多く、自然が多いエリアです。
盆栽、桜、市場などさまざまな魅力を持つ北区
北区は、多くの路線が走っていますが、駅周辺に大型の商業施設はありません。すぐ近くに大宮があることもありますが、北区内では、日進駅から徒歩5分の「イスタ!日進」、徒歩14分の「イオン大宮店」。土呂駅から徒歩12分の「ステラタウン大宮」の3店舗です。
ステラタウンのすぐ隣には、都市公園、住宅、事業所、商業施設のほか、区役所、図書館、ホールなどを備えた「プラザノース」があり、北区の文化発信地としても注目を集めています。
駅周辺は商店街や飲食店が多いため、日常的な買い物であれば困ることはありません。また、商店街ではイベントも多く、地元の人たちとのつながりを持て、ファミリー層も住みやすい町といえるでしょう。
すでに多くの飲食店はあるものの、さいたま市のなかでも人口が多い上に現在も増加を続けているため、これから新たに出店するチャンスもないわけではありません。「家族で楽しめる」「一人でも入りやすい」など、アイデア次第では人気店になることも可能でしょう。
北区は盆栽の町としても有名です。土呂駅近くには「大宮盆栽美術館」があり、週末にもなると多くの人出でにぎわいを見せています。また、美術館から徒歩圏内には「大宮盆栽村」があり、日本屈指の盆栽郷として年間を通じて盆栽愛好家が訪れています。
ほか、見晴公園、鎌倉街道、三貫清水、見沼田んぼなど自然が多く残っているうえ、春には見晴公園やつつじケ丘公園、神明北公園、見沼グリーンセンターなど桜の名所も多く散策するにも最適な地域です。周辺で一息つけるお店としての需要も高いのではないでしょうか。
吉野原駅近くには「大宮総合食品地方卸売市場」があり、魚や野菜、果物のほか、肉や加工品、お菓子、調理器具の販売をしています。市場のため、時間は限られていますが、新鮮な魚介類や野菜が買えるため、多くの人でにぎわいます。飲食店での出店を考えているなら、仕入先としても重宝しそうです。
北区の魅力は、ホッと一息つける安心感
近くに大宮があることもあり大型の商業施設は少ないものの、その分、商店街や地元ならではの飲食店が多く、頻繁にイベントも開催されています。地域のつながりが強く、仕事や学校から帰ってきてホッと一息つける安心感があるのは、北区の大きな魅力といえるでしょう。
自然も多く残されているうえ、盆栽や桜など季節ごとの楽しみも多く、心を落ち着けられるショップや飲食店は今後も高い需要があるのではないでしょうか。そうした店舗を受け入れる懐の広さもまた北区の魅力といえます。