住みやすさは上位、医療も充実
板橋区は東京23区のなかで北西部に位置し、32.22平方キロメートルの面積を持ちます。この23区中9位の面積を持つ板橋区には、およそ56万人の人が暮らし、23区で7位の人口です。
面積や人口を含め、住居数・学校の数などを見ると、板橋区は23区のなかで6位~10位に位置する項目がたくさんあります。あまり目立つ特徴が無いように思われがちな板橋区ですが、それぞれの項目が比較的上位に位置している、充実した人気のエリアなのです。
特に、医療施設の病床数は23区中トップと、医療体制の整備に力を入れる区でもあり、安心できる住環境が整っています。日本大学医学部付属板橋病院、帝京大学医学部附属病院といった2つの大学病院のほか、東京都保健医療公社豊島病院や東京都健康長寿医療センターといった大病院もあります。
また、交通の利便性が良い点も、板橋区を住みよい場所にしている理由のひとつです。地下鉄メトロ有楽町線、東武東上線、都営三田線、JR埼京線の4路線があり、都心部へのアクセスも良好なことが魅力となっています。
板橋区の特徴を彩る5つのエリア
板橋区は大きく5つの地区に分かれていて、それぞれに特色があります。
板橋駅・新板橋駅がある板橋地区は、池袋や巣鴨まで3分と近く、駅周辺にも商業施設が多く賑わっている地区です。また、この地区にあるハッピーロ―ド大山商店街はテレビでも紹介されるアーケード街で、毎日2万人以上の来客数があることで有名です。地元からも愛されるだけでなく、日本全国や海外からも観光客が訪れるスポットになっています。板橋区の由来にもなったといわれる「板橋」があるのもこの地区です。
その東側に位置する常盤台地区は川越道の宿場町として栄えた場所で、多くの神社仏閣が残る閑静なエリアです。北条時頼が創建したとされる安養院には、「板橋七福神」に数えられる弁財天が祀られているほか、国の重要美術品に指定されている銅鐘を見に訪れる方も多い場所です。
板橋区の中央に位置するのは志村地区です。八代将軍吉宗が鷹狩の休憩所とした南蔵院は枝垂れ桜が有名です。春には一斉に咲き、立派な建造物とのコントラストが見事です。数多くの寺院があるほか、プラネタリムを見られる板橋区立教育科学館、人と環境が共生する都市を目指すための施設エコポリスセンターなどがあります。隅田川沿いには東京水辺ライン(水上バス)の発着場もあり、東京の街を川からのんびり楽しもうという方が集まるスポットにもなっています。
和光市に面する赤塚地区には、日本三大大仏の1つとして知られる乗蓮寺の東京大仏があります。この地区にはかつて赤塚城がありました。その城址は赤塚溜池公園、赤塚城址公園として多くの人が観光に訪れる場所になっています。緑豊かな園内には土塁や竪堀に城の面影を残し、3月には約200本の梅が花を咲かせ「赤塚梅まつり」が開催されます。
もっとも北側に位置するのが高島平地区です。住宅の多いエリアと工場の多いエリアに分かれ、荒川沿いでは50万人以上の人で賑わう「いたばし花火大会」が開催されます。国内最高峰の花火師たちが競演するほか、関東最長クラスといわれる700メートルの大ナイアガラの滝が有名です。
このように、板橋区の5つのエリア、板橋地区・常盤台地区・志村地区・赤塚地区・高島平地区にはそれぞれ特色と見どころがたっぷりです。それぞれの街並みもそういった特色にマッチした雰囲気を持っています。
医療・工業・歴史・文化・自然すべてがある板橋区
"板橋区の特徴と5つのエリアが持つそれぞれの魅力をご紹介しました。
板橋区には安心して暮らせる充実した医療があり、自然や文化、歴史や文明まですべてがそろったエリアといえます。新しい店舗物件をお探しのとき、板橋区を選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。