開業レポ

ロゴも店内パースも1/10の予算でクリエーターに発注!自分専用のクリエーターはスキルマーケット「ココナラ」で!

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東京・住吉「NIJIYA CAFE&DINNIG」1人開業ストーリー

 
お店の顔になるロゴは視覚的に覚えてもらいやすく、高い宣伝効果を発揮します。また店内のデザインやメニューやチラシはお客様との接点を作る上で重要なツールであるにも関わらず、開業時は時間がなくて後回しにしてしまいがち。想いを込めたロゴ作りをしたいものの、予算や時間が限られる中で、自分で作る?誰かに依頼する?
 
NIJIYA cafe & diningの佐久間さんはスキルマーケット「ココナラ」で自分にぴったりのクリエーターを見つけて、低予算、短時間で開業時のデザインを満足のいくものに仕上げました。スキルシェアサービスの使い方とは?メリットとは?佐久間さんにお話を伺います。ぜひ参考にしてみてください。
 
―早速ですが、NIJIYA cafe & diningさんはどのようなカフェなのかご紹介いただいてもよろしいでしょうか?
(佐久間さん)はい。私の地元にある「住吉駅(東京都)」に4年ほど前オープンした飲食店です。「NIJIYA(にじや)」と店名にある通り、「虹を見たあとのような幸せな気持ちになってもらおう」という思いを込めてつくりました。また、お客様の多くは地元の住吉に住んでいる方たちです。お店自体の雰囲気は若い方向けですが、お子様連れやご年配の方など「おしゃれなカフェに入りづらい」と感じている方にもお気軽に来てほしいですね。今では利用者の3割くらいは60歳以上の方で、地元に密着したカフェになっていると実感しております。
 

 
―では次に開業にあたってロゴの重要性について教えてください。
(佐久間さん)ロゴとは、お店を知らないお客様が一目見たときにお店のイメージを連想させるもの。店側にとっては、お店の思いを端的に表現し伝えるもの。そして、お店が存続している限り、お店の顔として看板やショップカードに印字されセットとなる、相棒のような重要性の高いものだと思っています。
 
―最初に作ろうと思ったタイミングは開業準備中でしたか?
(佐久間さん)開業準備中ですね。ショップカードや名刺を作るときに必要だと気付きました。お店を認知してもらう袖看板にもロゴを入れた方が目立つかなと思って作り始めましたね。
 
―「NIJIYA cafe & dining」のロゴは虹を使われていて素敵ですよね。こちらのロゴに込めた思いは何でしょうか?
(佐久間さん)お店のコンセプトにもある通り「来店されたお客様が虹を見たあとのような幸せな気持ちになってほしい」という思いがありました。そのため、虹をベースにしたいと考えていましたね。そして他にもこだわりがあって……。「幸せな気持ちは人それぞれ異なってもいい、自由でいいんだ」という意味を込めて、虹を構成する7つの線の太さや形をあえて統一しないデザインにしたいと思いました。そんな思いを込めたいことだけは決まっていて、あとはプロに具現化してもらおうと考えていました。
 
―あらためて素敵なロゴですね。次にロゴの作成を「ココナラ」に依頼した経緯を教えてください。
(佐久間さん)お店の顔になるので、デザインを得意とするプロに任せたほうがいいと感じていました。ところが予算は限られているので、価格がリーズナブルなことを重視していました。そして、デザイナーのセンスと自分の好みが一致していることも大切ですね。
 
担当者が選びづらいデザイン会社よりも、事前に過去の作品を見ながら好みの合うデザイナーを見つけられる「ココナラ」がよいと思いました。実はロゴを作る前に店内パース(立体図)やショップカード、名刺の作成などを依頼したことがありました。そのときに満足したこともあって「ココナラ」が頭に思い浮かびましたね。
 

▲「ココナラ」で発注したロゴ
 
―店内パースのお話についても、飲食店を経営されている方は気になるのではないかと思います。デザインの決め方など詳しく伺ってもよろしいでしょうか?
(佐久間さん)おしゃれなデザインを提案してくれるデザイン事務所は予算に合わなくて(笑)。どうしようかなと思っていたときに、ちょうど「ココナラ」のCMを見かけました。早速「飲食店 パース」で検索したらヒットしたのですぐお願いしましたね。「ココナラ」を利用し始めたきっかけはパース作成の依頼なんです。
 
―パースの取引をしたことのない人は難しそうと感じるかと思いますが、佐久間さんはどうでしたか?
(佐久間さん)私も難しいかなと思いました。ただ、「ココナラ」で依頼するのは1万円くらいと結構安価だったんですよ。だから、あんまり期待しすぎず「だめだったときはしょうがない」と気軽にお願いしてみました。すると、依頼した方から予想以上に完成度の高いパース作品を提案してもらえて、そこから次から次にお店の細かい部分までお願いしていった感じですね。
 

▲「ココナラ」で発注した立体パース
 
―「ココナラ」はオンライン上でのやり取りになりますが、パースの打ち合わせは対面でなくても問題なくできるのでしょうか?具体的な進め方も教えてください。
(佐久間さん)まずは、お店の平面図を白い紙にボールペンで手書きして、それを写真に撮ってデザイナーの方に添付しました。あとは、自分の中でイメージしていたデザインを文章で伝えて、3Dになるとどうなるか作ってほしいと送った気がします。本当に簡単で、30分くらいで平面図を書いて文章と一緒に送りました。また、オンライン上でやり取りできるメリットも感じましたね。開業準備中は非常に忙しいので、面談などの時間が取られることなく、自分の思いを整理したうえで伝えられるのは助かりました。
 
―佐久間さんの中でイメージが固まっていたのも、スムーズに進んだ理由でしょうか?
(佐久間さん)そこまでイメージが固まっていたわけではないのですが、「間接照明を入れたい」「この背景にはこの色を使いたい」など自分のこだわりたいポイントがありました。そのポイントを伝えた上で色の配置など、おまかせで提案して欲しいとお願いしましたね。他にも「無垢の木をたくさん使いたい」「空間を引き締めるために黒を入れたい」など要望があって。私の叶えたいもの同士がマッチしているか確認したくて依頼したんです。
 
パースを通してデザイナーの方に馴染んでいないところを教えてもらったり、どうしたらよくなるのか提案してもらったりしましたね。何回かやり取りをして2週間くらいで最終的なパースは完成し、当初の自分の希望からさらに良くしてもらいました。3Dにしてもらってよかったと感じています。平面図だけで内装のデザインを進めていたら、自分の頭の中で考えているものと、できあがったものが違ったなんてこともあったと思いますね。
 
―すごくスムーズに進められたんですね!その後は完成したパースを元にインテリアや内装、壁などを仕上げたんですか?
(佐久間さん)そうですね。パースを工務店に渡して要望を伝えて作ってもらいました。3Dのパースを事前に見せられたから、認識のずれが少なく済みました。もし平面図と自分の言葉だけで伝えていたら、職人と私の間で認識のずれが生じていたかもしれません。結果的にパースを作ってもらったことで、自分の考えもキレイにまとまって、職人の方も迷いが少なく進められたのかなと思いました。
 
―「ココナラ」でパースやロゴの制作を依頼された際、予算が限られた中でも自分の好みのプロを選ぶプロセスをお伺いできればと思います。
(佐久間さん)ロゴの制作だけでも何万人とデザイナーの方々がいらっしゃるので、いくつか条件を絞って選びました。たとえば、予算やデザインの修正依頼ができる回数、評価の良し悪しなど。そして、過去の作品も見ながら、自分がいいなと思うデザインを多く手掛けている方にお願いしました。
 
―網羅的に見られたんですね。予算や修正できる回数、過去の作品などで比較した時点で1~2人に絞られましたか?
(佐久間さん)たくさんのデザイナーさんがいるので、なかなか絞れなかったと思います(笑)。ただ、最終的に自分の好みに合う作品をサンプルでアップしてる方に焦点をあてると、迷いなく選べました。最終的にロゴの制作依頼は、2~3万円で済みましたね。デザイン会社に頼む金額の10分の1くらいにおさまりました。
 
―かなりのコストカットに繋がりましたね!ちなみにコストを抑えられることで、どのようなメリットを感じましたか?
(佐久間さん)飲食店の開業は次から次にお金がかかるので、ひとつひとつの値段を抑えられたことは気持ちの余裕に繋がりましたね。お金にも少し余裕が生まれたら、ほかのこともお願いしてみようかなと。たとえば、メニューやシフト表、ポスター、チラシなどの作成です。すると、自分の時間も確保できるようになりました。また、年に何回か刷新するポスターやチラシ、エクセル関連のお仕事もそれぞれ同じ方に継続で依頼しています。
 

 
―準備も進められていたんですね。忙しい中で進めていくポイントやコツなどはありましたか?
(佐久間さん)忙しい中で進めるために、やらなくちゃいけない仕事のリストをまとめました。するべきことがたくさんあると不安になると思うんですよね。でも、いざリスト化すると今日するべきことは割と少なくて。それに「本当に今日するべきことはこれ」と明確になると安心するものです。
 
また、リストの項目を「自分しかできないもの」と「人に任せられるもの」に分けることもしました。人に任せられることは、どんどん「ココナラ」に依頼して同時並行でさまざまな仕事を発注していましたね。1人で開業を決めましたけど、「ココナラ」に自分専用のアシスタントになってくれる人が何人かいたので、ひとりだけどひとりじゃないみたいな気持ちがありました。やるべきことが次から次と出てくる度に、どんどん仕事をお願いしましたね。その間に私はメニュー開発など、自分にしかできないことに専念していました。
 

 
―これから飲食店を開業する方に向けてメッセージをいただいてもよろしいでしょうか?
(佐久間さん)はい。飲食店の開業は多くの人にとって人生における大きなチャレンジになると思います。チャレンジできたことが、「人生で大きなことを成し遂げたんだ」と胸を張ってほしいですね。
 
また、チャレンジしなかった後悔よりも失敗してもいいから挑戦するほうが意義はあると思っているので、自分に誇りを持ちながら日々お店を育てることを楽しんでほしいです。私も仲間のひとりなので、一緒に頑張っていけたらいいなと思っています。そして、何か困ったことがあれば、「ココナラ」のプロに頼ってみてください。また、私のお店でよければ、いつでもお待ちしていますのでいらっしゃってくださいね。
 

 
―お忙しい中、お話いただきありがとうございます。最後に佐久間さんが今後チャレンジしたいことがありましたら、教えていただけると嬉しいです。
(佐久間さん)はい。今の目標はECサイトを作って、自分のお店のドレッシングをたくさんの方に届けることです。できるだけ多くの方に食べていただきたいですね。
 

 
■店舗情報
店名:NIJIYACafe&Dining(住吉・猿江のイタリアン・フレンチ)
住所:東京都江東区猿江2-13-12
TEL:03-6337-5411
営業時間:月~金: 11:00~17:00 (料理L.O. 16:30 ドリンクL.O. 16:30)
HP: https://nijiyacafe-sumiyoshi.owst.jp/
 

 
[提供] 株式会社ココナラ
 

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