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食品衛生責任者の資格を取るには?費用や試験、申し込み方法について解説します

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飲食店を開業するときは、必ず「食品衛生責任者」を置かなければなりません。この資格の取得は食品を扱う店舗を開くときに必須のものです。しかしこの資格は講習を受けるだけで取得でき、難易度も高くありません。
 
では食品衛生責任者の資格を取るにはどうすればよいのでしょうか。今回は食品衛生責任者の概要や資格を取るための具体的な方法について述べていきます。
 


 

▶食品衛生責任者とは

食品衛生責任者とは、「衛生管理を行い、安全な食品をお客様へ提供するための知識を持った人」のことです。食品を取り扱う営業所ではこの資格保有者を、「事業所の食品衛生責任者」として必ず1人は置く義務があり、飲食店の開業には必要不可欠な存在です。
 
食品衛生責任者の資格は現役高校生以外の17歳以上であれば、学歴に関係なく誰でも簡単に取ることができます。
 

▶資格を取るために必要なこと

では、食品衛生責任者の資格を取るためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。
 

▷講習を受講する

資格を保有していない場合、食品衛生責任者になるためには講習を受ける必要があります。しかし、難易度は高くなく、1日ですべての科目が終わるので何度も通う必要はありません。また、講習終了後には修了試験も実施されますが、これはきちんと講義内容を聞いていれば答えられる内容のものですので、事前勉強は不要です。
 
飲食店の営業許可更新時にもこの講義を受ける必要があります。もし講習を受けないと更新申請ができないので、必ず受講するようにしましょう。
 

▷受講が免除される場合

食品衛生責任者講習は「食品の衛生」を学ぶためのものです。そのため、既に当該の知識を持っていると考えられる場合は、受講しなくても食品衛生責任者になることが可能です。具体的には管理栄養士や調理師などの資格保有者が、受講免除者に該当します。
 

▶受講の流れ

食品衛生責任者になるための講習は、各都道府県の食品衛生協会の主催で行われています。受講には事前申し込みが必要なので、なるべく早めに申請しましょう。
 

▷受講申し込みをする

講習へ申し込む方法は地域ごとに違いますが、多くの場合は郵送か窓口へ申請することで受講可能です。必要な費用は10,000円ほどです。申し込み時ではなく受講日に持参します。
 
具体的な申し込み手続きは以下のとおりです。
 
①はがき・インターネットで申し込む。
②保健所に置いてある申し込みはがきやインターネットのサイト上へ必要事項を記入し、受講申請をする。
③受講案内書が送付される。
④定員になったあと申し込みが締め切られ、食品衛生協会から受講日が書かれた案内書が送付される。
 

▷講習科目

講習会は10時に始まって17時に終わります。具体的な受講科目は以下の通りです。
 
〇公衆衛生学
〇衛生法規
〇食品衛生学
 
それぞれ公衆衛生学が1時間、衛生法規が2時間、食品衛生学が3時間となっていて、合計で6時間とほぼ丸1日かかります。しかし、1日かかるとはいっても、この講習会はあくまで「大事なポイントを抜き取って詰め込んだもの」です。講義で聞く内容は店舗経営のために必要な事柄ですので、後日テキストに書かれた内容を復習するとよいでしょう。
 

▷修了試験

修了試験の小テストは基本的に、講習会で聞いたとおりの内容が選択式で出題されます。そのため、テキストを開いて講義をよく聞きメモを取っていれば答えられる難易度の試験で、事実全問正解率も高いです。
 
参考: 一般社団法人東京都食品衛生協会ホームページ
 

 
飲食店開業応援マガジン[RESTA(レスタ)]編集部
 

 

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