コロナでも接客力を高める!接触時間が減ってもちゃんと伝えるカード
コロナ禍でお客さまとの接客時間が短くなっていませんか?
極力、人と人との接触を減らすことが求められている今、商品のこだわりなどを丁寧に説明することが難しくなっています。また、これまでよりも少人数で運営をしているお店も多いでしょう。そこで、スタッフさんがしゃべって説明をしなくても、きちんと商品のこだわりが伝わるようなカードを使用してみてはいかがでしょうか?
接客時間が短くても、スタッフさんの人数が少なくても、お客さまにこだわりを伝えるしかけになります。
こちらの見本は、大阪の海鮮料理店用に作っている【接客カード】です。イチオシ商品を提供する際にこのカードも一緒に提供します。本来であれば、スタッフさんが丁寧に言葉でしゃべって説明をしたいところですが、今は難しい。
だから、接客カードに代行してもらいます。カードに商品の【こだわりポイント】を記載しておき、商品と同時に提供します。興味を持ったお客さまは読んで下さるでしょう。スタッフさんがしゃべって説明をしなくても伝わるしかけです。
見本の画像は【クイズ形式】にしたものです。人はクイズや質問などを投げかけられると、答えを知りたくなるものです。正解は裏面に記載してあるので、気になった方は裏面を読んで頂けば納得して頂けます(見本はクイズ形式ですが、必ずしもクイズ形式にする必要はありませんよ)。
ん?
ちょっと気になる方もいるかもしれません。「こだわり情報ならメニューブックやPOPに記載しておけばいいんじゃないか」って。もちろんそれも大切です。ただ、メニューブックやPOPだと注文後はあまり読みません。
商品と同時に提供された接客カードなら、注目度が高まります。一つの商品のために添えられたものなので特別感もありますし、読んで頂きこだわりに納得頂ける可能性が高まるでしょう。また、このような【接客カード】でこだわりの説明をする際は「記憶に残るキーワード」を盛り込むことをお勧めします。見本では「しん__締め(魚の締め方)」や「アスリート体質な鯛」というワードを盛り込んでいます。
このようなキーワードがあると、お客さまの記憶に残りやすくなります。するとリピート利用のきっかけになるだけでなく、クチコミのきっかけにもなりえます。さらにこだわりやキーワードに【他店にはない凄み】を感じられると評判の種にもなります。凄みは、お客さまにとって【自慢のお店】として紹介しやすくなるからです。
いかがでしょうか?コロナ禍でいつも通りの接客サービスができない時期が続きますが、このようなカードを使って伝わる工夫をしてみてはいかがでしょうか?
お読みいただきありがとうございました!まだまだ難しい時期が続きそうです。
お客さまを想って商売をしているお店には、何としても生き残ってほしいと願っています。頑張りましょう!
◆眞喜屋実行 まきやさねゆき
株式会社はぴっく 代表 しかけ販促プランナー
2008年に起業し、中小企業や個人商店を対象とした販促企画会社を経営。
「いい品ならば、いい品以上の喜び濃度に」をモットーに、商品の真価/潜在価値をカタチにする企画やグッズ制作。
執筆実績:ビジネス書7冊/日経MJ/近代食堂/販促会議/日本政策金融公庫など
講演実績:商工会議所・商工会・法人会・企業研修など
◆代表的な著書
・お金をかけずに売上を上げる販促ネタ77
・販促の教科書
・リピーターをつくる35のスイッチ
・お客さまが動く!しかける販促術
◇繁盛店への道 最新記事はこちらから
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