コロナで業態変更!7月1日オープン、和豚もちぶた専門店「花葵」の意気込み
■新鮮な豚ホルモン&黄金色の豚かつで勝負
今回は、7月1日にオープンする和豚もちぶた専門店「花葵 本店」のお披露目会にお邪魔いたしました。
こちらのお店は、京橋駅から直結の東京スクエアガーデンに出店していた別業態がリニューアル。さらには、同じフロア内の別企業のうどん店閉店に伴い、「花葵 別邸」も同時オープンだそう。
このご時世で2店舗同時オープンの心意気はぜひ応援したくなりますね。
早速ですが、こちらのお店の目玉が、和豚の銘柄豚でもある「もちぶた」。
店長の遠山武範さんにお話を伺いました。
「今回のリニューアルオープンは、やはりコロナの影響が大きいです。今まではオフィス街ということもあり、歓送迎会や夜の宴会需要を見込んだお店展開を行っていましたが、大きな変革を余技なくされたため、終日のお食事セットやお持ち帰りのお弁当への対応がしっかりととれる業態を意識し舵を切りました。
夜のおつまみには、新鮮だからこそ美味しく食べられる、豚ホルモンを豊富に展開します。自慢の一品は、ホルモンのボイル刺し。ハツ・ガツ・タン・コブクロの4種を、低温調理で丁寧に火入れし美しいピンク色に仕上げました。まったく臭みのない味わいは、少しホルモンが苦手な方でも美味しく楽しめることと思います。」
まさに、オリジナルのタレと塩で緩急をつけながらの一杯は至福の時間をお約束。ホルモンマニアには、もうたまらないメニューに違いありません。
加えて、香ばしく焼き上げられた串の魅力も遠山店長に語っていただきました。
「タン・シロコロ(大腸)などの王道のものから、フワ(肺)・チレ(膵臓)など希少部位もベストな焼き加減と味付けでご提供しています。群馬県で肥育されている我々のもちぶたは、こんなことをいうとあれですが、かなりの鮮度でお召し上がりをいただいています。」
確かに、串に合わせて選ばれたタレや塩の味わいがそれぞれにマッチしていてかなり美味!まったく脂っこくありません。
黄金色の豚カツはなんといっても軽やかさが特長。揚物であるということを忘れてしまうぐらいの味わいです。
「残念ながらこのコロナの影響がすぐに収まるとは我々も考えてはおりません。そのため、レストランで召し上がっていただけるお客様には揚げたて熱々の最高の味をお届けできるものの、それだけで満足してはいけないと、テイクアウトやデリバリーのお弁当でもこだわりのうまさをお届けできるよう、かなり試行錯誤で商品開発を行いました。
まず、衣ですが豚カツのために開発した無添加のフレッシュパン粉を使用しています。このパンはそのまま食すと特に秀でた味わいがないのですが、パン粉になるとカラっとしあがり何ともよい働きをするんです。そしてカツの火入れも高温で上げることなく、少し温度を下げた状態でじんわりと火入れを行います。その方が肉の旨み、ジューシーさもしっかりと包み込んでくれているからです。さらに視覚的にもおいしく召し上がっていただくため包材にもしっかり向き合いました。」と遠山店長。
まだまだ外食事情もビフォアーコロナには程遠いビジネス街で、逆境に負けず、業態変更をしたこちらのお店は、現実から目をそらすことなく着実に前に進んでいると感じました。
店舗情報
|
「ニュース・特集」の関連記事
関連タグ
-
飲食店開業者インタビュー VOL.23 「食堂 モリサワ」森沢のりこさん
-
飲食店開業者インタビュー VOL.23 「食堂 モリサワ」森沢のりこさん