恵比寿で飲食店を開業「知る人ぞ知る人気店がひしめき合う南西エリア」恵比寿駅編Part2
代官山や中目黒も徒歩圏内の恵比寿は、買い物客などからも人気のエリア。雨の日でも傘無しで歩けるアーケードはもちろん、実はその裏手に一本入ると、食通が集まる飲食店がいっぱい!老舗の名店から新たに登場した話題の店舗まで、グルメにはたまらないお店を散策してみよう。
駒沢通りの南側エリアを代官山・中目黒方面に行ってみよう
駒沢通りは、恵比寿駅から程近い渋谷橋交差点を起点に、駒沢通り方面に向かう道。代官山や中目黒などにも通じているので天気の良い日には散歩する人も。
駅周辺の駒沢通り沿いには多くのファーストフード店やチェーン店が立ち並んでいるが、アーケードのようになっていて、雨の日でも屋根付きで歩きやすいのが嬉しい。
「手打ち酒彩蕎麦初代」は、蕎麦屋でありながらも多くの人が魅了されているのが、こちらのカレーうどん。エスプーマのようになった白いクリームはじゃがいも。とろりとした食感が、カレーのスープと麺に絡んで人気があるのも頷ける。地元の人には蕎麦も人気で、とにかく日中は行列が絶えない。
シュラスコ専門店の「RIO GRANDE GRILL」は、開放感あふれる店内がとてもオシャレ。「EBISU FOOD HALL」は、カフェからランチ、ディナーまでオールラウンドに使える便利なお店。打ち合わせや待ち合わせ場所としても使い勝手が良い。
仕事帰りの一杯にもぴったりな居酒屋の「和顔」や「スターバックスコーヒー」なども並ぶアーケードは、時間や曜日によって通行する人は変化。代官山や中目黒にも徒歩で行ける距離ということもあり、多くの人が行き交っている。
「三田製麺所」は、つけ麺専門店として都内では有名店。そして駒沢通りの向かいには、味噌ラーメンの名店が。こちらの「味噌ラーメン柿田川ひばり」は濃厚な味噌にレアに仕上げられたチャーシューで大人気。
駒沢通り沿いには個室サウナに入れる蕎麦酒場「恵比寿サウナー」が2021年に登場。並びには「代官山焼肉kintan」もあり、駅からは少し距離があるものの、夜の帷が降りる頃にはかなりの賑わいが。
こちらは五反田で人気店の2号店として2024年3月にオープンした「肴場あおもん」。気の利いたツマミが多いのも嬉しいが、なんと言っても人気はレアに揚げられたアジフライ。
お隣には、50年もの歴史があって惜しまれつつ閉店した老舗イタリアン「コルシカ」が、2024年に「コルシカ1970」となって同じ場所で復活。なんでも「コルシカ」の時代に10年勤めたシェフが厨房に入り、オリジナルのコルシカのような親しみやすいイタリアンを提供しているのだとか。昔からの馴染み深い味の復活に喜んでいる人も多いだろう。
ロータリーから伸びる魅力的な商店街周辺エリア
駅前の絶好の場所にあるのが「惠比壽ビヤホール」。その脇には恵比寿銀座がお出迎え。様々な飲食店が軒を連ね夕方以降はかなりの人出があるエリアに。
「焼貝あこや」は、さまざまな貝料理を肴として提供。日替わりの日本酒が10種類以上あり、おすすめを聞きながら飲み比べが楽しい。「うな鐡」は新宿に本店のある老舗鰻料理店。おまかせコースでは鰻のいろいろな部位が堪能できる。
こちらのエリアでも肉料理は豊富。ホルモンも人気の「NIKUAZABU恵比寿店」、赤身焼肉で有名な「牛恋」、キャッチーなメニュー名が話題、ネオ系の「酒と焼肉ニュートミー」が目と鼻の先に出店している。
「焼肉鳥gg」は、通常の焼肉店のように鶏肉を自分のテーブルで網焼きするスタイル。新鮮な鶏肉のいろいろな部位が堪能できる。
冬場に大人気なのが「居酒屋ちゃんこ部屋」。ボリュームタップリのコース料理は、宴会にぴったり。
レトロ感が溢れる「喫茶銀座」は1962年に開店した恵比寿銀座のシンボル的存在。広々と落ち着いた店内でいただくナポリタンは、まさに王道の味。
「クンビラ(KHUMBILA)」は、1978年に創業し、1995年に恵比寿のこの地に移転したネパールレストラン。日本には馴染みが薄いが、味は日本人に合う料理が多く、ファンも多い。1978年に創業したふかひれ専門中国料理の「筑紫樓」は、濃厚な味わいのふかひれつゆそばが一番人気の予約必須店。
商店街を抜けた先にも、まだまだ人気店が
恵比寿銀座エリアを抜けた先にも、人気店がずらり。
「洋食チャモロ」は牛タンオムライスが名物の、なんと創業50年の洋食店。そのすぐ脇には「焼肉チャンピオン本店」が。牛肉の部位をミスジ、ザブトン、トウガラシのようおに細分化して提供するようになった先駆けとも言われている、いわば焼肉の新しい扉を開いた店だ。
このエリアには、まだまだ名店と言われる焼肉店が。
「うしごろバンビーナ恵比寿本店」や「焼肉トラジ本店」もこのエリアに。それにしても恵比寿は焼肉の街と言っても過言ではないほどに名店がひしめき合っていると改めて思い知らされる。
「サカバ ゑびす堂」は看板が出ていないが、白いのれんと笑い声の絶えない明るい賑わいが目印。「チャメ(姉妹)恵比寿店」は石鍋で提供される豆腐チゲ専門店。種類豊富なスンドゥブだけでなく、チヂミなどの韓国料理も美味しい。
少し先まで足を伸ばせば、焼き鳥の名店・観音坂鳥幸が。住宅街の中にあって入口も目立たないが、落ち着いて食事が楽しめるためにお忍びの有名人も多いのだとか。
恵比寿南2丁目にある「カルピス恵比寿ビル」の近隣のエリアにも人気店が。
「なすび亭」は、恵比寿で何度か移転をくりかえし、現在は住宅街のど真ん中にひっそりと佇んでいる。旬の食材を使った和食コースは大人気で、〆に供される季節の土鍋ご飯は絶品。
「バンデルオーラ」はシチリア風クスクスとイタリアの伝統料理が中心。クスクスは手打ちにこだわっていて、ほとんどの人がオーダーしている人気メニュー。
恵比寿には要所要所に公園もあり、子供たちの遊び場にもなっている。
カルピス恵比寿ビルエリアから駅方面に戻っていく道すがらには、ニューヨーク生まれのカフェレストラン「CAFE GITANE」。裏手には24時間営業の「中国茶房8」や「焼き鳥ショウチャン」なども。
少しわかりにくい場所にある「繁邦」は、学生の頃にレフェルヴェソンスで研修をし、sioでも勤めた経験のある24歳のシェフが、家業であるベーカリー業と自身の経験を併せた新しいスタイルのパンビストロを2024年2月にオープン。日中はカフェ&ベーカリー、夜はビストロという営業形態で、クレープなども人気が高いメニュー。
「KNOCK恵比寿店」は、旬の食材を使ったパスタが大人気。その向かい側には「うしごろバンビーナ ヒルトップ店」が。
坂を下って駅方面に歩けば「亀戸ホルモン恵比寿店」、そのビルの2階にはシンガポール料理専門店の「シントンキー・ボタニカル」。どちらもエリアの人気店だ。
亀戸ホルモンの向かいには、シーフード料理が楽しめることで人気の「サカナバル」そして少し下れば、こちらも予約の取れない人気焼肉として有名になった「ビーフキッチン恵比寿店」が。
「5bottles」は2020年にオープンしたこの字カウンターが特徴的な小さなバル。その先にはシェフがフランスで学んだチキンのローストが人気の「BISTRO TORICOYA」が。こちらのモンサンミッシェル風のフレンチオムレツは絶品。
チーズ料理専門店の「Cheese Tavern CASCINA」を左手にみながらこの坂道を下りきれば、スタート地点の駅前ロータリーに戻れるのだ。
駒沢通りがメインになっているこのエリアは、その裏に隠れた名店が多い印象。実際、メインストリートではなくわざわざこのエリアを選んで、ちょっと奥まった見つけにくい立地での出店も多く、たどり着くまでの道も一つのプレゼンか?とも思ってしまうほど。ふらりと歩いて店をみつける、というよりは、「この店に行きたい」と明確な目的があって歩く人が多いのも特徴的だった。
次回は恵比寿駅の東側をレポートします。
文・飲食店開業応援マガジン[RESTA(レスタ)]編集部
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