開業ノウハウ

恵比寿で飲食店を開業「和洋中なんでも揃って老舗も元気な北西エリア」恵比寿駅編Part1

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調査日2024年6月30日
出店するならこの街だ!注目エリアをレスタ編集部が歩いて紹介 vol.14

 
住みたい街ランキングでも必ず上位に入る恵比寿。オフィスビルはもちろん、商業施設や飲食店も充実。また、少し駅を離れれば高級マンションも立ち並ぶ、そんな素敵なエリア。今回は恵比寿駅の西側で駒沢通りの北側にあたる恵比寿駅北西エリアを歩いてみよう!
 

恵比寿・基礎情報

 
乗り入れている路線▼
JR山手線、JR埼京線、東京メトロ日比谷線
 
近辺の主な主要都市▼
渋谷駅(2分)
 
商業施設・チェーン店情報▼
・商業施設…アトレ恵比寿(本館、西館)、恵比寿ガーデンプレイス
・飲食店チェーン店…マクドナルド、KFC、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、サブウェイ、ドトールコーヒー、PRONT、ルノアール、サイゼリア、松屋、吉野家 等
 
イベント▼
恵比寿駅前盆踊り大会(7月)
恵比寿ガーデンプレイスイルミネーション(11月〜1月)
 

恵比寿の玄関口!西側のロータリー周辺を散策

恵比寿の地名は、遡ること1887年、サッポロビールの前身である会社がビール製造工場建設地を取得し、ゑびすビールを製造したことに由来するのだとか。その後、街は発展を遂げ、今のような人気エリアに発展。
 

 
恵比寿駅の玄関口といえばJRの西口。札の中には、冷たいクリームパンが人気の「八天堂」が。手土産にもちょうど良く、帰宅時のお父さんなどが購入している姿も。
 

 
改札の外には、パン屋の「DONQ」、ロータリーの手前には「ブルーボトルコーヒー」もあり、待ち合わせにも便利。
 

 
また、「KINOKUNIYA」の売店も設置されているため、惣菜やドリンクなどを購入する人も多い。
 

 
駅の上には1997年に開業した「アトレ恵比寿本館」と、2016年開業の「アトレ恵比寿西館」があり、レストランや飲食関係店舗が充実していることでも知られている。本館には東側ロータリーへの通路に「スープストック トーキョー」や「神戸屋キッチン」、「ディーン&デルーカ」、館内には「スターバックスコーヒー」、「串の坊」や「つばめグリル」、「AWkitchen」なども入っている。
 

 
「アトレ恵比寿西館」には、「SHAKE SHACK」や「猿田彦珈琲」、「PARIYA」、「君嶋屋」、「鼎泰豊」などが入っており、女性客や家族連れの姿も多く見られる。
 

 
駅を出ればロータリーが。こちらにはタクシー乗り場とバス停があるため、通勤・通学、買い物など多くの人が行き交っている。
 

 
ロータリーの手前には東京メトロ日比谷線の入口があり、乗り換えのために行き来する人も多く、また、その脇には恵比寿様の像があるので、待ち合わせるならば改札口よりもこちらの方がわかりやすい。
 

ロータリーから駒沢通りの北側エリア、渋谷方面に五差路(恵比寿西一丁目交差点)を目指す

 

 
駅を抜けてロータリーから渋谷方向に線路沿いを歩いてみよう。駒沢通りを渡ると、夜にはかなりの人通りがあるエリア。こちらの道は、まっすぐ進むと渋谷駅方面にも抜けられることもあり、天気の良い日には散歩がてらに渋谷へ向かう人の姿も。
 

 
まずは、駅近でダイナミックな肉料理を堪能したければ「Bistro Carnesio」。こちらは入口が目立たず、隠れ家的雰囲気あるので、看板を見逃さぬように要注意。そして、「恵比寿希鳥」はみやざき地頭鶏とワインのマリアージュが楽しめる、こちらもオトナの隠れ家的な焼き鳥店。
 

 
「香川一福」は、本場香川県の讃岐うどんが堪能できるとあって、お昼時には行列もできる人気ぶり。「米福」は、〆にいただく土鍋ご飯を目当てに来店する外国人も多い。日替わりで数種類の白米が提供されている。
 

 
この通りのランドマーク的なスーパーマーケットの「ピーコック」。近隣の飲食店だけでなく、代官山方面にお住まいの方にとっても強い味方となっている。
 

 
そしてその先には魚介イタリアンで定評のある「FISH MARKET恵比寿」。毎日豊洲市場から直送される魚介は、目移りするほどの種類が用意されている。
 

 
裏路地を恵比寿神社方面に向かってみると、周辺には焼肉店や飲み屋さんが充実!「焼肉一七三」や「焼肉チャンピオンペントハウス」、「大阪焼肉ホルモンふたご恵比寿店」なども。
 

 
そして裏に入れば高級焼肉店として有名人が多数目撃されている「兜」や、大人気で予約困難な「#ヒロキヤ」などもあって、都内屈指の焼肉激戦エリア。
 

 
チェーン店の居酒屋や、学生でも入りやすい価格帯のお店がチラホラあるのも魅力的。1軒目に良し、2軒目にもう一杯で入ってもOKなオールマイティースタイルのお店が多いのも特徴。
 

 
こちらはランチタイムに行列必至の「土鍋炊きごはんなかよし本店」と、埼玉県の農家さんと連携して地産地消のジェラートを提供している「JAPANESE GELATERIA&CAFE ASANOHA」。どちらも遅い時間まで営業しているのが嬉しい。
 

 
恵比寿で40年近い歴史がある皿うどんの店「どんく」は、ボリュームタップリの美味しい料理が提供されるので、近隣サラリーマンから大人気。バインミーをはじめ、リーズナブルで本格的なベトナム料理を楽しめるのは「Miss SAIGON」。店の外に設置されるテーブル席で、夜風を楽しみながらいただくベトナムビールは最高。
 

 
こちらは異国感漂う落ち着いた雰囲気で知られる「Bar TRENCH」。2010年のオープン以降人気となり、最近向かい側にANNEXもオープン。
 

 
「らぁめん冠尾」は濃厚鶏白湯スープが特徴のラーメン店。夏にはオリジナルの冷やしメニューも期間限定で登場。ランチタイムは行列必至の人気店だ。
 

 
このエリアを拠点にしている人にとっては有名な「恵比寿神社」。ぽつんと、決して広いとはいえない場所にありながらも、凛とした佇まいに魅了されてお参りに来る人も多い。ドラマの撮影などにも使われているからか、この日も写真を撮る人や、丁寧に手を合わせる人も。
 

 
恵比寿神社周辺にもオイスターバーや焼き鳥店、ヴィーガン対応のフルーツを使ったデザートショップなどがあり、人通りは多い。
 

 
神社を抜けて五差路方面に戻ると、ガレットやフォンデュが人気の「The Latria Table HEARTH」や、ナチュールワインが豊富に揃えられているワインショップ「3amours(トロワザムール)」が並び、落ち着いた雰囲気に。こちらのワインショップはテイスティング的な角打ちも人気。
 

 
そして1993年にオープンという、かなりの老舗「恵比寿マッシュルーム」はキノコと旬の食材を合わせたフレンチが堪能できるお店。めずらしいキノコが出ることもあり、古くからのファンも多い。五差路(恵比寿西一丁目交差点)周辺には、魅力的な飲食店が多く、食通が集まるエリアと言っても過言ではないかもしれない。
 

五差路(恵比寿西一丁目交差点)の先にも魅力がいっぱい

恵比寿西一丁目交差点の五差路をもう少し渋谷方面に進んでみよう。ここから先は人通りも少し減ってきて、恵比寿に詳しそうな人が行き交い、隠れ家的なお店も増えてくる。
 

 
「晩酌屋おじんじょ」は、いつでも活気があってオシャレな人がたくさん集まっている隠れ家的居酒屋。「それがし」は、日本酒は純米酒のみを扱うというこだわりのラインナップが日本酒ラバーの心を鷲掴みに。
 

 
「お好み焼きいまり」は、予約必須の人気店。お好み焼きはもちろん、つまみ類も充実していて、満席が続く日も多いとか。「串亭 恵比寿本店」は、落ち着いた雰囲気の中で目の前で揚げられる串揚げが堪能できる、こちらも人気店。
 

 
「FRIJOLES」は、ワンハンドで食べられることで人気のブリトー&タコス専門店。たっぷりの野菜が、ヘルシーなのにお腹いっぱいになると、女性客も多い。
 

 
恵比寿でハンバーガーと言ったらはずせないのが2009年開業の「BLACOWS」。肉肉しいパティは、ミート矢澤の系列店だからこその味わいで地方からもわざわざ食べに来る人がいるのだとか。1階にはミート矢澤のテイクアウト店も。
 

 
一本入ったところには、大阪で大行列のできるラーメン店、「人類みな麺類」が2020年にオープン。ランチタイムには大行列ができるが、夕方であれば並ばずに入れることも。極厚の焼豚とジャンボメンマが特徴的で、魚介の出汁が効いた醤油ラーメン。かなり分厚い焼豚に感動も一入。
 

 
代官山に程近いエリアには、人気シェフのイタリアンが。平井シェフがオーナーの「恵比寿DAL―MATTO」は、季節のフルーツパスタが大人気。田窪シェフが腕を振う「TACUBO」は、自然をコンセプトにし、器や内装にもこだわりが感じられる。
 
今回は恵比寿の南西側を歩いたのだが、このエリアには庶民派グルメが多いのが特徴。そして激戦区・恵比寿を勝ち抜いてききた老舗のお店も元気いっぱい。食事のメンバーや目的、予算など、どんな条件があっても必ず納得のお店が見つかる、そんな場所が恵比寿の北西側なのだろうという印象も強かった。次回は恵比寿駅の南西側のレポートをお届けします!
 
文・飲食店開業応援マガジン[RESTA(レスタ)]編集部
 



 
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