【判明】チェーン店とは違う!個人店がアピールすべきポイントとやり方
「競合店が多くて大変だよ…」と嘆きたくなることはありませんか?もしかすると、あなたがアピールすべきポイントがズレているかもしれません。今回は、WEBアンケートで判明した【お客さまがリピートする理由】を元に、すぐにできる対策を提案させてください。
判明!リピーターさんの来店理由はチェーン店と個人店では違う!
このグラフは、弊社が行ったWEBアンケートの結果です。「3回以上リピート利用した飲食店の好きな所」を記述式で回答頂き、弊社で分類・集計しました。
ひと目で個人店とチェーン店の違いが見てとれますね。チェーン店では「価格/ボリューム/近さ/便利さ」が大半を占めます。個人店も価格やボリュームは大きな要素ですが、それ以上に「具体的なメニュー/居心地や接客」を挙げる方が多いです。
具体的なメニューに分類したものには「サーモンが美味しい/魚介の串焼きが美味しい/そばが美味しい」など具体的な1品でない場合も含めています。「全体的においしい」ではなく、具体的なメニューやメニュー群がイメージされているといる方が多いということです。居心地や接客は「店長さんやスタッフさんの雰囲気」が影響した結果です。
この結果から対策を考えると、個人店では「価格やボリューム(食べ放題なども含む)」を推すのはあまり得策とは言えません。その点は大手チェーンに分がありますから。
個人店は「イチオシメニュー/イチオシ素材/イチオシの調理法」などの具体性をアピールして印象付けをすることがだいじ。そして商品だけでなく「人」の印象も残してもらうことが大事と考えられます。
では、具体的にはどんな対策ができるのか?1つ例をご紹介しますね。
すぐできる!イチオシを記憶に残すやり方
お店のイチオシメニューの印象付けをする方法はいろいろありますが、ここでは「こだわりが見える化」するやり方を紹介させてください。ニューブックやPOPの中で、お店の名物メニューの所にレーダーチャートを付け加えてみて下さい。レーダーチャートに目が向けば、その各項目にも意識を向けてもらえます。見本では「ビールに合う度」「ジュワっと感」などを入れました。通常は見えないこだわりでも、レーダーチャートにすることで見える化できます。
こうしたチャートを使う場合のポイントは「弱点・ポイントが低い項目を入れること」です。見本では「辛さ」がそれにあたります。すべてが高ポイントだと特徴が分かりませんが、低ポイントの項目があることで特徴(こだわり)が引き立ち、記憶に残りやすくなります。
また、できるなら店長やスタッフさんの写真とおススメメッセージを添えてください。そうすると、メニューだけでなく人に対しての感情移入が始まります。競合店が多くても、人に対しての感情が残っていれば、次回のお店を選ぶ際も有力候補として残りやすいですよ!
いかがでしたでしょうか?個人店が印象付けるべきポイントと対策例をお伝えいたしました。参考にして、あなたらしい対策をして頂けたら嬉しいです。ご来店下さったお客さまを大切に、喜んで頂き売上アップしていきましょう!応援しています!
◆眞喜屋実行 まきやさねゆき
株式会社はぴっく 代表 しかけ販促プランナー
2008年に起業し、中小企業や個人商店を対象とした販促企画会社を経営。
「いい品ならば、いい品以上の喜び濃度に」をモットーに、商品の真価/潜在価値をカタチにする企画やグッズ制作。
執筆実績:ビジネス書7冊/日経MJ/近代食堂/販促会議/日本政策金融公庫など
講演実績:商工会議所・商工会・法人会・企業研修など
◆代表的な著書
・お金をかけずに売上を上げる販促ネタ77
・販促の教科書
・リピーターをつくる35のスイッチ
・お客さまが動く!しかける販促術
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