焼肉業界に旋風を巻き起こしたい！

三軒茶屋/池尻大橋駅から徒歩10分ほど、246沿いの三宿エリアに「東京六甲園」が2020年10月19日にオープンです。こちらの店舗は、神戸に本店を持つ創業48年の「神戸六甲園本店」姉妹店として東京初上陸を果たしました。このタイミングでのオープンへの想いや、今後の展望に至るまで、店主の森本浩行さん、料理長の及川光太郎さんにお話を伺いました。
 

 
―オープンは10月19日ということですが、いつ頃から東京店の物件リサーチは持ち上がっていたのでしょうか。
（及川さん）実は、弊社はすでに都内に数店舗の飲食店を展開していまして、業態は焼肉が中心なので、都内における物件リサーチには慣れていました。ただ、このコロナ禍においても優良物件は申し込みが殺到していますし、なかなか獲得は難しいんです。こちらのお店に関しては、オープンの半年くらい前から探し始めて、出会った物件です。
 

 
―以前のお店も焼肉店だと伺いましたが。
（森本さん）はい、無煙ロースターを使用した焼肉店だったようです。居抜き契約ではありましたが、実はほぼスケルトン状態にしてから内装工事を行いましたね。
 

 
―このコロナ禍でのオープンですが、躊躇することはなかったのですね。
（及川さん）そうですね。弊社代表と、店主の森本は学生時代の同級生でして、神戸六甲園本店を営んでいるのは、森本の両親なんです。そんな強い絆があるということもありますし、こんなコロナの時期だから影響を受けて元気がなくなっている飲食業界を盛り上げよう！という想いもありまして。ワクワクしかなかったです。
 
―実際にお店をオープンしてみて、お客様の反応はいかがですか？場所的には池尻大橋の駅からも三軒茶屋の駅から徒歩10分程度はあるので、認知が難しいのかな？と思いましたが。
（森本さん）それが、とても有難いことに近隣のお客様に多く来店していただけているのと、神戸が地元の方や、旅先で本店に足を運んだことがあった方などもいらしてくださり、想像以上に好調な滑り出しです。あと、意外にバス通りのバス亭前なのもよかったですね。
 

 
―お店のメニューについてお伺いしたいのですが、神戸の本店との違いなどがあれば、教えてください。
（及川さん）食材はほとんど神戸から輸送しています。本店の味は森本母の味＝オモニの味（＊お母さまは在日）なので、絶品なんです。調味料などは韓国から直送しているので、本格的な味が人気の秘訣ですね。焼肉メニューでは、「六甲園盛り」が東京限定のメニューです。初来店のかたには、こちらのオーダーをおすすめします！
 

【六甲園盛　一人前4620円（税込）】
 
―では、森本さんにとってはお母さまの慣れ親しんだ味なんですね。
（森本さん）はい、自分自身は実家が焼肉店ではありましたが、今回に至るまでに異業種の経験を積んだことで、飲食店というものに対して距離をもって見ることができていたと思います。東京進出というのは両親にとっても目標の一つであったので、自分自身が東京店の中心となって運営を行っていくことに意味があるのかなと。
 
―オープン前の販促などはどんなものをされたのでしょう。
（及川さん）特に販促に費用はかけていないです。無料のグルメサイトの登録をきちんとしたくらいですね。SNSなど自分たちでできることは自分たちで。本来の営業時間であれば、夜だけ営業なんですが（18時～25時）今の状況的にランチ営業も行っているので、近隣の方々への認知も広がりやすかったかもしれません。
 

【写真左：黄金レバ焼　1078円（税込）・写真右：炙りユッケ　1650円（税込）】
 
―すでに次の戦略もお持ちなんですよね。
（森本さん）はい、今回のオープンがとても好調ということもあり、すでにこの近くに物件の申し込みをしています。あと、お弁当の需要もあることが分かったので、デリバリーにも力をいれていきたいなとも思っています。
 
（及川さん）我々が頑張り店舗数を増やすことで、社会への貢献、たとえば雇用を生み出すとか、仕入れ業者さんへのサポートとかができると思うんです。すでに、FC展開も視野に入れていますし、とにかく焼肉業界に新しい旋風を巻き起こしたいと思っています！！
 

 
―とてもエネルギーに満ちたインタビューをありがとうございました。コロナ禍でもこのように前向きなお話を聞くことができてうれしいです！頑張ってください。
 

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