知っておきたい!飲食店のPR VOL1.「プレスリリースの重要性」
飲食店を経営する中で、売上アップのための施策についてのシンプルな疑問にお答えしていきます。
「どうしたら、メディア取材が入るのでしょうか?」
まず、どんなメディアに取り上げられたいのかをしっかり考えて作戦を練っていきましょう。人気店は待っているだけで、取材が入る場合がありますが、一般的なお店に関しては、こちらから情報開示をすることが必要です。そのために、必要なものが、「プレスリリース」です。
「プレスリリース」とは?
ニューオープン情報、新商品やフェア情報をPRするためにまとめたものと言えば、わかりやすいでしょうか?
世の中には広告記事と取材記事があります。広告記事というものは、お金を支払って雑誌やWEBに乗せるという手法。おおきくいうところのCMです。これは、初めから絶対掲載が約束されていますが、数十万という金額が動きます。
しかし、取材記事というのはお金を媒体に支払うことなく掲載につなげていくという手法です。こちらは、掲載の確約はありませんが、情報がまとっている「プレスリリース」をきっかけにお店を知ってもらい、記事を作成してもらうなど、一つのメディアではなく、いくつもの媒体に向けてのアプローチになるのです。
(例)新規飲食店が「プレスリリース」を発信した際の可能性
→TV取材
→ラジオインタビュー
→雑誌
→WEB
<プレスリリースに必要な内容>
●メインタイトル
●伝えたいこと(お店のこと・新商品・フェア情報など)
●画像 *特にタイトルしたのメイン画像は重要
●店舗情報/企業情報
●取材問い合わせ先
<注意点>
●ターゲットに向けたイメージが伝わるようなテキストが魅力的です。
●メディアとしては、画像はそのまま使用したいので、なるべくプロのカメラマンの撮影画像をお薦めします。その点がまずメディア掲載に繋がる第一歩です。
●枚数は、1~2枚までが理想。あまり情報が多すぎても読まれません。
〇リリースの参考事例はこちらから
PRタイムス:https://www.atpress.ne.jp/
@PRESS:https://prtimes.jp/
「プレスリリース」を作成したら、より多くの方に見てもらう必要があります。メディアに伝えるはドキドキしてしまう方も多いですよね。でも、実は先方は情報を探しているのです。様々な新着情報を探す部署を設けている企業もありますし、SNSをチェックする専門スタッフを置いているメディアもあります。
いづれにしても、メディアの方がリリースを読んだあとに、記事にしたくなる=「一般の方へ伝えたくなる」情報をこの「プレスリリース」に中にまとめておくことが最も必要です。
「プレスリリース」を無事に書き終えたら次は配信の方法です。配信の仕方は下記のパターンが考えられます。
<プレスリリースの配信の仕方>
1)過去に名刺交換をしたメディアの方へ送信
今までのキャリアの中で取材にきてくれた方の名刺は大切な情報です。個人の名刺入れに入れたままということがないように、きちんとお店として管理をしましょう。
2)自社メディア(HP、SNSでの配信)
HPへ「プレスリリース」をリンクしましょう。一目でほしい情報がまとまっているのはライターにとっては嬉しいものです。SNSでの発信の際もテキストとともに、まとまったページのリンクを貼れるのでお勧めです。
3)掲載してほしいメディアに直接送付
こちらは、HPを調べプレスリリースの送付はこちらへというメールアドレスへ送付、または郵送で送付、一部FAXでの受付をしているメディアもあります。
4)プレスリリース配信会社へ登録(PRタイムス/@PRESS など)
こちらは、1回の配信ごとにターゲットメディアも選ぶことが出来ます。
5)PR会社へメディアへの配信代行を依頼
専門のPR会社は独自のネットワークで編集者やライター連絡先を知っています。配信代行の他、リリースの作成もおこなっています。
1)3)は、費用をかけずに自社のネットワークでリリースできますが、4)5)は、費用をかけてその道のプロの力を借りるものです。
まずは、メディアの方へいち早く情報をお届けし、一般へ認知していただくためのPR手段として「プレスリリース」という手法をおすすめいたします。
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