「自社のホームページの役割とは?作成時に押さえておきたいポイント5」
飲食店を経営するうえで情報発信は欠かせません。
例えば、
✓「食べログ」、「ぐるなび」などのグルメサイトに掲載する
✓「Instagram」、「Facebook」、「Googleマイビジネス」などのSNSを運用する
✓プレスリリースを出す
など選択肢は多く、さらに自社オリジナルのホームページという方法もあります。
特にホームページは“名刺代わり”の媒体であり、ブランディングツールにもなり得ます。また、広告費やポイント、クーポン集客に頼らないために自社ホームページを充実させるという考え方もできます。そこで、ホームページの役割やメリット、制作時のポイントを整理していきます。
ホームページの役割・メリット
お店探しをしている人は、SNS、テレビ、雑誌、キュレーションサイトなどさまざまな入り口からやって来ます。検索慣れしている人が、お店のホームページを見ないということはほぼなく、ホームページの有無はお店の信頼性に関わると言っても過言ではありません。
最新の正しい営業時間や店休日、看板メニュー、マップなど基本的な情報はもちろん、
・どんな雰囲気で
・どんな空間で
・どんな思いを持った料理人やスタッフがいて
・どんな料理を提供していて
・そのためにどこから仕入れをしていて
・ときには生産者さんと協力して鮮度維持をしている
など、グルメサイトなどのフォーマット化された情報からは読み取れない部分まで表現できるのがホームページです。
制作時のポイント5
▷ポイント1 魅力的な画像や動画
情報過多の今、インパクトがあり人を一瞬で引きつける画像や動画の役割は大きくなる一方です。「おいしそう」、「食べてみたい」、「きれい」、「かわいい」など興味を引く画像や動画を用意しましょう。
▷ポイント2 更新のしやすさ
ホームページは作って終わりではなく、日々のアップデートこそが重要。せっかくホームページを見てくれた人をがっかりさせないように、できるだけ新しい情報をのせます。
▷ポイント3 SNSとの連携のしやすさ
SNSやブログなどと連動させて、それらの更新をホームページ上にも反映することで常に新しい情報を掲載することもできます。より手軽に更新できるSNSを上手に活用したいものです。
▷ポイント4 独自のWEB予約ページを作成する
グルメサイトなど外部の媒体を経由したWEB予約には、送客手数料が発生します。ディナーレストランなどの予約来店率の高い業態であれば、独自のWEB予約ページを設けることで、送客コストを大幅にカットすることができます。
▷ポイント5 インバウンド対策
お店の立地や狙うターゲット層によっては、インバウンド対策は必須です。英語、中国語、韓国語などの翻訳版を作成することも検討を。
さらに、2020年のある調査によると、ネット検索の際に利用する端末は「スマホ>パソコン>タブレット」という結果になっており、スマホでの見やすさ、使いやすさを意識することは必須です。
最後に、特徴のあるホームページをいくつか紹介します。
✓sio http://sio-yoyogiuehara.com/
・フラッシュで変化するトップの料理画像が美しく目を引く
・常にオンライン予約のタブが表示されているので、予約の取りこぼしを減らせる
・Facebook、Instagramとの連動、Youtubeによる動画コンテンツ
✓四季ごはん 晴れ間。 https://www.ha-re-ma.com/
・トップに(コロナ禍による営業時間の変更など)ニューストピックスを表示して最新情報を提示
・通常メニューのほかに(おそらくコロナ禍による対応と思われる)テイクアウトのタブを用意
・WEB予約機能あり
・Facebook、Instagram、ツイッターとの連動
✓中国意境菜 白燕 https://baiyan-inarichou.com/
・多言語対応
・トップに「コース」「料理」「お席」「ドリンク」「ランチ」など多くのタブがあり検索しやすい
・WEB予約機能あり
・Facebook、Instagram、ツイッターとの連動
まとめ
ホームページでは、お店のコンセプトやこだわり、他店にない特徴を表現します。必然的に、お店のことを客観視したり、棚卸しの機会にもなります。まずはお店の強みを整理して、それらをより魅力的に表現することを意識します。そして、常に新しい情報を掲載するために、情報更新のスケジュールや担当者を決めるなど、運用のための体制づくりも同時に準備しておくと良いでしょう。
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