KNOCKグループの新業態。恵比寿「picica picica　 pizza＆pasta」のディナー訪問レポート！

2024年1月5日に恵比寿1丁目にオープンした、「picica picica　pizza＆pasta」は、RESTAインタビューで登場していただいた、イタリアンレストランKNOCKグループの新業態です。

すでに“予約がとりづらい”という風のうわさを聞いていたので心配だったのですが、グルメ好き4名が集まる食事会でなんとかお邪魔したいと、かなり前のタイミングから日程の予約をしての訪問です。お店は恵比寿駅から徒歩7分、ガラス張りの外観をみて、「あっ、前にカフェだった場所だ」と気が付きました。

場所はあいおいニッセイ同和損保ビルの向かいです。ドアを開けて、すぐに気がついたことは、「スタッフがみんな元気で若い！！」ということ。20代のキラキラしたスタッフがお出迎えしてくれます。ガラス越しにはテーブル席、窯の前にはカウンター席があり、シーンに応じて使いわけができます。

「こちらのお店、とにかくお酒をどんどん呑みながらピザを楽しんでほしいというのがコンセプトです」と笑顔の女性スタッフの説明に、うんうんと聞きいってしまいます。「はじめて来ていただいた方には、絶対にオーダーしてほしいメニューがあるんです」とのスタッフからの声掛けではじめの2品は即決定。

1品目は、「最初に食べてほしいサラダ（1,800円）」、2品目は「薪窯ボンバ・ブレッド（800円）」です。サラダは野菜の新鮮さが一瞬で分かるほど。季節によって内容は変化するとのことなので、いつ訪問しても旬の野菜が楽しめるのでうれしいですね。登場と同時に「わーーーーーーー」とみんなの歓声があがったのが、窯で焼き上げたピザ生地のドーム型のパン。ピザに行く前のおつまみのお供にとのアドバイス通り、レバーペーストなどと合わせていただきます。4名で分けるとアッというまなのですが、追加すると、メインのピザまでたどり着けなさそうなので、ぐっと我慢。

わたしたちは4名のテーブル席を案内いただいたので、窯との距離はありましたが、カウンター席であれば、焼き上がりのシーンを目の前で楽しむことができます。ワインはイタリアを中心にラインナップ。積極的にお店のスタッフが好みに合わせたおすすめも持ってきてくれます。この日は、初めにスパークリングワインで乾杯をしたのちに、白ワインを2本オーダー。まさに、お店のコンセプトから外れることなくお酒を楽しみながらの食事タイムです。

こちらは、自家製「豚＆ハーブ」ソーセージと自家製「ラム＆スパイス」ソーセージ（各1,100円）
しっかりした肉にくしさの中に、ハーブやスパイスの香りがアクセントとなり、ワインがますます進んでしまう
ひと皿でした。ネーミングに「自家製」とあると頼みたくなる衝動が起きるのはなんでしょうか。とにかく食いしん坊なチームなので、少しでもたくさん種類が味わえるようにとシェアをして楽しみました。

そしてこのままだとピザにたどり着けないという危機感から、ようやくピザのメニュー選定に入ります。ピザメニューですが、クラシックで2種（マルゲリータとマリナーラ）、オリジナルで8種、そして季節野菜のピザ1種で計11種。話し合った結果、今回は初めての訪問ということもあり、満場一致でマルゲリータに決定。決定までは以外にも早かったです。

ついに、熱々の「マルゲリータ（1,600円）」が登場です。生地の軽さが際立っていて、さんざんおつまみをいただき、ワインを飲み続けておきながらも、ペロリと食べれてしまうのは、すべてのバランスが整っているからとしか言いようがありません。トマトソースの旨味と酸味、そして、モッツアレラチーズ、新鮮なバジルとシンプルな素材は、味わいに直結するのでごまかせないのです。そして、もちろん焼き手の技術が最高なんです。

そしてさらに、せっかくだからとパスタもオーダー。「FUNGU　GUYSと豚のワイン煮ビーべ・リガーテ（1,800円）」　口に入れた瞬間、みんなが口をそろえて「おいしいっ」と声が弾みました。

ピザとパスタを食べきったあとでも、話がつきないため、またまた頼んだおつまみがこちら。「芝エビのセモリナフライとアイオリライムシャワー（1,600円）」とにかく、味付けが完璧にお酒とマッチしてしまっていることが、わたしたちにとって良いことなのか？と、笑いあいながらも、まんまとお店の罠にはまって、グラスワインを追加オーダー。恐ろしいです。（笑）

来店時に「うちのお店のコンセプトは～」と説明されることで、人は「なるほどね、ここはワインを飲みながらピザを楽しむのね」と脳裏に焼き付くんです。多くのお店がコンセプトがあやふやだったり、そっとHPに書いてあるだけなど、お客様に明確にお伝えしている印象がないなか、はっきりと言葉に出すということの大切さを
実感した夜でした。