自分で制作、効果がでる!チラシ作りの4つのコツ しかけ販促マン眞喜屋実行が指南!
開業時には新規集客の活動が必須です。チラシを作成して近隣に配布をする方も多いでしょう。今回の記事では、デザイナーさんに依頼するのではなく自分で制作する方向けに、チラシ作りで大切な4つのポイントを解説いたします。このポイントをはずすと、いくらたくさん配布をしても集客につながりにくくなります。せっかく時間やお金を使ってチラシを配布するのであれば、より効果が高まるようにしましょう。
チラシを作る前に、忘れてはいけないこと
まず目的を再確認いたしましょう。目的は、お客さまに「来店して頂くこと」です。ただし、一つ大事なことがあります。それは来店してくれるお客さまなら誰でもいいわけではないということです。あなたのお店に合う方に来ていただくことがだいじです。その方に満足頂けることで、何度も利用して頂けるようになります。だから、「あなたのお店らしさ」を存分に出して、それを好きな方に来店してもらえるようなチラシを作りましょう。
チラシ作りの4つのポイント
こちらを一つずつ解説していきます
ポイント1)ゴールを明確にすること
開業時のチラシですから、最終ゴールは「来店して頂くこと」でしょう。その前段階も考えておきましょう。チラシを見てくれたお客さまに、どんな印象を持ってもらうのかを具体的にイメージしておくのです。
下記の4つのパターンが代表的な切り口になります。
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このような感じです。すべてを満たそうとすると情報が多くなり過ぎますので、あなたのお店はどのような理由で選ばれたいのかを決めて、ゴールを設定してください。ここで決めた項目をチラシでは一番大きく掲載するのです。
ポイント2)第一印象で勝つこと
チラシは簡単な媒体ではありません。我々が望むほどお客さまには見て頂けないものです。近隣の住宅のポストに配布しても、そのほとんどはすぐにゴミ箱に捨てられてしまうでしょう。運よく目に留まっても、数秒の内にグッと魅力を感じなければゴミ箱行きです。チラシは第1印象がとてもだいじなのです。パッと見た瞬間に「あ、ここイイな!」と無意識に感じてもらうことが大事です。その為に、一番あなたのお店らしいことで、お客さまが魅力を感じるであろうことをドーンと大きく掲載するのです。チラシのサイズがA4であれば、紙面の1/3~1/2くらいのスペースは使って大きく表示します。お客さまがチラシを見た瞬間に「これいいな」と思うにはまず大きな画像がだいじです。イチオシメニューを訴求するなら、そのメニューをドーンと大きく。人がらをだいじにするなら、オーナーの顔写真や手書きの文字を大きく掲載するといった具合です。
さらに、キャッチフレーズも分かりやすい方がいいです。開業時なので「●月●日 新規OPEN」「開店!」など分かりやすく伝えましょう。お客さまは新しいものには敏感ですから、その点が一目でわかるようにします。
ポイント3)納得・安心材料を盛り込むこと
第一印象だけでは、お客さまは来店してくれません。まだ「本当に大丈夫なお店か」確認ができていないからです。そこで、お客さまが納得・安心できる項目を盛り込みましょう
お客さまが納得・安心できる項目
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ポイント4)決断を促すこと
最後のポイントは、お客さまの決断を促すことです。「良さそうなお店だな」と思って頂けても「またいつかでいいや」と思われたら、来店はしてもらえません(「今度」と言うのは永遠に訪れないものです)。新規OPENのタイミングで来て頂くこと。少なくとも「行くか、行かないか」を決断してもらうことが大事です。その為にはクーポンが威力を発揮します。「〇月〇日まで有効」と期限を区切ってください。期限があるからこそ、決断を先延ばしにせずに今考えて頂けますので。「クーポン販促は安売りにつながるのでやりたくない」というオーナーさんもいますが、開業時は特別なタイミングなので、その後に常態化させなければ、値引き・安売りばかりするお店には映りませんよ。
最後に、お店の基本情報を掲載
残りのスペースで、お店の基本情報を掲載しましょう。店名・電話番号・営業時間・住所・地図・HPがある場合はURLや検索ワードなどです。
印刷も今や安い!
チラシが出来上がったら、あとは印刷ですね。少量であればコピー機でもいいでしょうが開業時は数百枚~数千枚を印刷するでしょうから、印刷屋さんに依頼する方が安くなります。今はインターネットで注文できる印刷屋さんがとても安く対応してくれます。パソコンのパワーポイントやワードなどで作成したデータも取り扱ってくれるのでとても便利です。
チラシは開業時のスタートダッシュにとても大事な販促ツールです。ぜひあなたのお店らしさが伝わるチラシにして、集客に結び付けてください!
◆眞喜屋実行 まきやさねゆき
株式会社はぴっく 代表 しかけ販促プランナー
2008年に起業し、中小企業や個人商店を対象とした販促企画会社を経営。
「いい品ならば、いい品以上の喜び濃度に」をモットーに、商品の真価/潜在価値をカタチにする企画やグッズ制作。
執筆実績:ビジネス書7冊/日経MJ/近代食堂/販促会議/日本政策金融公庫など
講演実績:商工会議所・商工会・法人会・企業研修など
◆代表的な著書
・お金をかけずに売上を上げる販促ネタ77
・販促の教科書
・リピーターをつくる35のスイッチ
・お客さまが動く!しかける販促術
◇繁盛店への道 最新記事はこちらから
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