開業レポ

注目新店舗インタビューvol.8 赤身肉と赤ワインをカジュアルに楽しめる「red」 がオープン!

画像

2020年11月8日、蒲田エリアにオープンした『red』。
開業の経緯やお店のことを、オーナーの櫻山禅(以下、櫻山さん)さんにお聞きしました。
 
―こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、櫻山さんは普段は他業種の会社を経営されているとお聞きしました。飲食店を開業することになったのはなぜですか?
私は元々はビルやマンションなどを建設する盛土工事の会社を経営しています。飲食店を開業しようと思ったのは、会社で働く社員たちが飲み食いがとても好きだということもあり、自分たちで経営しもっと飲食業の奥に入り込んでいきたいし、自分たちのお店があればすごくいいよね!と考えたのがきっかけです。
 
オーナーの櫻山禅さん【オーナーの櫻山禅さん】
 
―自らの会社が運営するお店だとより愛着がわきそうですね。『red』は蒲田が最寄駅ですが、当初から蒲田エリアに絞って探していましたか?
蒲田エリアにこだわっていたわけでなく、高田馬場にある会社から離れすぎていないところ…都内であればそこまでエリアのこだわりはなかったです。ですが、蒲田には我々が運営するもう一店舗の飲食店『西蒲田横丁』もあるので、そちらのお店とも協力しあえるなと思いました。
 
店舗内観。レトロな内観に店名でもある「赤」がアクセントになっている【店舗内観 レトロな内観に店名でもある「赤」がアクセントになっている】
 
―近くに姉妹店があると何かと助け合えることが多そうですね。また、『red』の店長さんは『西蒲田横丁』の元スタッフとお聞きしました。
はい。店長の杉浦も元々は「西蒲田横丁」のスタッフとして貢献してくれていました。スタッフの独立を積極的に応援したい気持ちが強かったのも、新規出店の理由のひとつです。
 
―スタッフにとってもやりがいや誇りが持てますね。お店のコンセプトは誰が決められたのですか?
お店のジャンルや料理は社員のみんなと話し合って決めました。赤身肉と赤ワインをメインに扱うことから、店名も『red』にしました。
 
店舗外観。元々はおでん屋だったそう。【店舗外観 元々はおでん屋だったそう】
 
―お店の看板やカウンターテーブルのラインも店名にちなんで赤にされていますね。また、こちらの物件は古民家のような物件で面白いですね!
物件を探し始めたのは今年の7月からでしたが、コロナ禍でもあるので普段なら空きがないような物件もありまして。いくつかみてまわる中でもひときわ個性的だったのがこちらの物件でした。以前はおでん屋さんだったようで、築年数も40年以上経っているのではないかと言われ…まぁかなり古い物件ですよね(笑)ですが、外観や内観も他の物件にはなかなかない雰囲気があったので、この物件に決めました。お店のランプや看板も自社のスタッフが作ったんですよ。
 
会社のスタッフが作ったランプと看板【会社のスタッフが作ったランプと看板】
 
―社員の方々がお店を皆で作っていこうという気持ちが感じられます。お店を訪れた際にぜひ食べてほしいメニューを教えてください。
赤身肉を味わえる「牛盛り合わせ(この日は左からモモ、ランプ、イチボ)」はぜひ頼んでいただきだいです。また、店長の杉浦はスペイン料理店で働いた経験もあるので、それを活かして「アンチョビキャベツ」、「ガーリックシリンプ」などのワインが進むバルメニューも揃えています。リーズナブルに楽しめるよう、お酒はグラスワインが500円から、ボトルワインは2,200円から用意していますよ。
 
牛の盛り合わせ(取材時は左からモモ、ランプ、イチボ)【牛の盛り合わせ(取材時は左からモモ、ランプ、イチボ)】
 
―ワインも料理もリーズナブルですし、お肉のポーションが女性でも食べやすいサイズでうれしいです。これから『red』をどのようなお店にしていきたいですか?
既存店の『西蒲田横丁』はおかげさまで自社の社員や取引先の方々もよく来てくれて、非常にやりがいを感じています。今後は『red』も新しいハブとなるよう、皆で盛り上げていきたいですね。
 
人気メニューのひとつ「ガーリックシュリンプ」【人気メニューのひとつ「ガーリックシュリンプ」】
 
―最後に、withコロナ時代に飲食店を開業される方へのアドバイスをお願いします。
いい時代であっても悪い時代であっても、うまくいく会社はうまくいくのだと思いますし、経営や新しい挑戦が軌道に乗らないことを時代のせいにするのはさみしいことじゃないですか。飲食業界に関しては、普段はなかなか空かないような物件が見つかるなど、チャンスでもあるのかなと感じています。「逆境をチャンス」だととらえ、目標や理想に近づく努力を続けていくことが大切だと思います。
 
―櫻山さん、今日はありがとうございました。レトロな空間でワインや赤身肉をカジュアルに楽しめる同店。今度は店長の杉浦さん考案の「スギの焼きカレー」を食べに訪れたいと思います!
 
オーナーの櫻山禅さん
 

お店ができるまで

  • 2020年7月出店の意思決定・物件探し開始
  • 2020年9月物件契約
  • 2020年11月開業

 

<おすすめ料理>

牛盛り合わせ 2,200円
ガーリックシュリンプ 880円
アンチョビキャベツ 480円
グラスワイン 500円〜
ボトルワイン 2,200円〜 
 
お酒が進む「アンチョビキャベツ」【お酒が進む「アンチョビキャベツ」】
 

店舗情報

 
 

取材・文 屋宜美奈子 

食関連の編集・ライターとして活動。料理、うつわ好きが高じて金継ぎ修業中。

 

「開業レポ」の関連記事

関連タグ

「開業レポ」記事の一覧