自分の釣った魚を！

福島の火力発電所で働いていた、志賀さん。震災をきっかけに上京、手に職をつけようと思い、飲食の世界へ。この世界へ足を踏み入れたからには、独立を目指そうと初めから思っていたそうです。7年の修行を経て、ついに2018年に前勤務先のお店を独立支援として譲渡、続く2019年8月にオリジナルブランド「さかなの秀彩」を千葉県柏市に開業です。

 

―最初の独立は2018年2月だとのことですね。
（志賀さん）念願かなっての独立は、前オーナーからの譲渡という形でした。場所は北千住です。経営もすべて開示していただいていたので、引き継ぐことに不安はありませんでしたね。ブランドもそのままなので、お客様もついていましたし。

 

―今回の「さかなの秀彩」のオープンはいつ頃から考えていましたか？
（志賀さん）もう、北千住のお店を持ったタイミングから物件探しを始めていました。やはり近い場所がいいと感じていたので、まずは北千住で。でも、北千住も今は人気エリアということもあり、物件にはなかなか巡り合えず。松戸、柏とエリアを広げていきました。

 

―そして、柏のこの物件に出会われたんですね。
（志賀さん）はい、もともとフレンチバルだったと聞きました。駅から徒歩6分「銀座通り」のこの物件は、サイズも家賃もベストでした。2019年GW後に内見をして、すぐに決めました。

 

―スケルトンにしたと伺いました。大変だったことはありますか？
（志賀さん）今回のお店はすべてゼロから作りたいなと思って、スケルトンにしました。週に一度の打ち合わせを続けて、密に詰めたつもりでしたが、やはり頭の中のイメージと仕上がりにギャップが生まれるということはありました。オープンして間もないですが、次のお店の時は、こうしようなんて思っていますよ。工事は1ヶ月くらいかかりましたが、女性が入りやすいお店に仕上がったと思います。

 

―お店のコンセプトは、どのように決めていかれたのですか？
（志賀さん）まず、ゆったりと食事を楽しんでいただきたいと思っているので、回転はあまり気にしていないです。
一番こだわったところは、色ですね。お店の壁面にも大きなイラストを描いてもらいましたが、お店全部をキャンバスと見立てています。店名に「彩」という漢字を使用しているのもそんな理由です。
もう一文字は、「秀」は、母親の名前から一文字取りました。心配をかけたので。
料理のコンセプトは、すべて自分ですね。まず、釣りが好きなので、魚料理ということが大前提。メニュー、原価に関しては、料理長、店長経験もあるので、そこはあまり悩むことがありませんでしたね。

 

―オープン後の集客は順調ですか？
（志賀さん）まだまだ認知が足りていないのですが、すでに一人来店の方もいらっしゃいます。オープン直後は、知人の方のオープン景気があるんですが、それだけではお店は続きません。新規のお客様をいかに獲得するかですよね。
この「銀座通り」には寿司屋さんがないんです。気軽にお寿司が楽しめるということが認知されるといいなと思っています。2軒目使いでも全く問題ないので。

 

―現在、スタッフは何名ほどいらっしゃるのでしょうか。
（志賀さん）2店舗で社員、アルバイト含め15名ほどですね。北千住のお店を任せられるスタッフに恵まれたのも幸せなことです。

 

―次の出店に向けての目標はありますか。
（志賀さん）はい、2020年には3店舗目を開業したいと思っています。できれば、北千住がいいですね。今、お陰様で北千住のお店が満席の日があるので、そのお客様にご案内できるお店を作りたいと思います。

 

 

 

お店ができるまで 2018年夏物件探し開始 2019年GW明け内見 2019年8月11日開業

 

開業費内訳 融資借入れあり

 

＜おすすめ料理＞

おまかせ握り寿司

肉寿司

お刺身盛り合わせ

 

店舗情報 店名さかなの秀彩 業態海鮮居酒屋 住所千葉県柏市柏3-3-17 交通ＪＲ常磐線・東武野田線（東武アーバンパークライン）「柏駅」東口より徒歩6分 TEL04-7192-6625 ＨＰhttps://syusai-kashiwa.owst.jp/ 営業時間火～日、祝日、祝前日: 17:00～翌0:00 （料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:30）　定休日：月曜日　※月曜祝日の場合火曜定休 オープン日2019年8月11日   店主経歴 福島県出身 20歳から8年間火力発電所に勤務。 28歳で上京し、飲食の世界へ。 36歳で独立。

 

 

 

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