開業レポ

飲食店開業者インタビュー VOL.2 辛麵屋「一輪(ICHIRIN)」長谷匡浩さん 宮崎のソウルフード“辛麵”を日本から世界へ!世界一(ICHI)のラーメンを目指すべく、宮崎から東京へ進出。

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2017年3月25日、目黒通りにオープンしたのは、宮崎県民のソウルフードとも言われている辛麵専門店。その名は、辛麵屋「一輪(ICHIRIN)」。
地元宮崎では、辛麵屋「輪」として人気を博しているお店が、世界進出を見据え、店舗名を「一輪」に改め誕生したのです。そして、1年ですでに渋谷店、池袋店と都内に3店舗。
東京進出にあたってのエピソードを代表取締役の長谷匡浩さんに伺いました。

 

辛麵屋「一輪(ICHIRIN)」の暖簾

 

―まず、辛麵というカテゴリーについて少しお話をお願いします。

はい、辛麵とは宮崎県発祥のラーメンで、誕生してすでに20年ほどです。
唐辛子でスープの味を自分好みに調整できるというのが特徴ですね。
今では、地元宮崎では40店舗ほどのお店があると思いますが、大方こんにゃく麵と中華麺など麵も選ぶことができ、玉子とじ、ニラがベースの具材となっています。
そして、どうしても唐辛子のイメージが強いのですが、辛さ0を選んでいただくと、
まったく辛さのない鶏がらスープのラーメンを味わうこともできるんですよ。

 

―オープンしてちょうど1年ですが、宮崎と東京のお客様の違いを感じるでしょうか。

(長谷さん)
まず、辛麵という業態が東京の方に馴染みがないので、どんな食べ物?という疑問を持っている方がまだまだ多いのではないでしょうか。
例えば、麵をこんにゃく麵と中華麺、うどん麵のセレクト率でいうと、こんにゃく麵を選ぶ方は宮崎では90%、東京では50%の方ですね。
東京進出に伴い、パクチー辛麵など今までにはなかったメニュー考案もしました。
博多のとんこつラーメンも受け入れてもらうまでは時間がかかったと思うので、辛麵を根付かせるのが私たちの役目だと思っています。

 

―東京での物件探しはどのように進めていかれたのでしょうか。

(長谷さん)
宮崎ではすでに何店舗も経営しているのですが、今回ばかりはとりあえず山手線の中で、駅に近くて、カウンター席が15席とれるところを、いくつもの物件サイトに希望しました。
本当にお恥ずかしいくらい、東京の土地勘が備わっていないので(笑)
慣れている営業の方にお任せしたほうがよい情報が入ってくると思っていましたが、思った以上にスピード感がありました。エントリーをして2か月後には、レスタンダードさんからこの目黒店の物件が出てきたのです。

辛麵屋「一輪(ICHIRIN)」の大牟田真之介さん(左)と 長谷匡浩さん(右)
大牟田真之介さん(左)と 長谷匡浩さん(右)

―物件取得の決め手は何だったのでしょうか。

(長谷さん)
宮崎であれば、のんびりしていても物件が埋まることはないのですが、東京ではそうはいきません。この前のオーナーさんが、20年以上中華屋さんを経営されていたと聞いた段階で、まず好印象でしたね。人通りも多く、1Fということもあって、争奪になることは目に見えていましたので、もう、本当に即決だったといえます。

 

―資金調達にクラウドファンディングを利用されたとか。

はい、知人から宣伝もかねて、やってみては?とのアドバイスを受けてチャレンジをしてみました。しかし、やはり実際に初めてみると難しさも感じる場面が何度とありましたね。
ただ、応援していただける方がいたことには、感謝しかありません。

 

―内装デザインがとても清潔感がある軽やかなイメージに仕上がっていますね。

(長谷さん)
そうですね。居抜き物件として譲渡をいただきましたが、一度スケルトンの状態にしてからのスタートとなりました。宮崎のお店はザ・ラーメンというような内装で営んでいるのですが、今回の東京出店では、女性の方でも一人で気軽に入りやすいラーメン店ということをコンセプトにしたので、ロゴやのれん、店内のイメージも一新してのオープンとなりました。
このイメージしたおかげで、学生のアルバイトも集まってくれたり、「のれんのイメージからピンときました」とインスタント麺の企業からのお声がけがあったり。
やはり、デザインというものはとても大切な部分だなと実感しています。

 

辛麵屋「一輪」目黒店の清潔感がある軽やかなイメージの内装デザイン。

 

―2017年8月には渋谷店、10月には池袋店オープンと順調ですね。この先が楽しみです。

(長谷さん)
大変なこともたくさんありましたが、認知させるためには、スピード展開も大切なことだなと思い、都内で1年以内に3店舗まで広げました。
最近、FC依頼のお話などもいただけるようになってきたところです。
この先は、40店舗ほどの展開を目標にしながら、常に海外進出を視野に入れています。
これからも、ぜひ応援していだければ幸いです。

 

これから独立する方へ アドバイス 3箇条

  • 其の1. 店づくりはコンセプト設計から始めよう
  • 其の2. ターゲットにアプローチする為にデザインはとても重要
  • 其の3. 最後は味!味を追求すればお客様が勝手に広めてくれる

 

お店ができるまで

  • 2004年20歳で独立 宮崎県にてBARと居酒屋からスタート
    宮崎で辛麵屋「輪」2店舗を含め8店舗経営
  • 2016年取締役大牟田氏とともに、辛麵屋海外進出への足掛かりとして東京進出を決意
  • 2016年12月物件探し開始
  • 2017年2月物件と出会う(即決)
  • 2017年3月25日オープン

開業資金内訳

  • クラウドファンディング¥518500
  • 出資者(宮崎出身、宮崎の方)
  • 設計施工費非公開
  • 厨房機器非公開
  • 物件取得費約1000万
  • 食器類非公開

物件詳細

  • 居抜き物件
  • 条件駅近、カウンター15席が取れること

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辛麵 5辛 (こんにゃく麵)

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特製なんこつ

辛麵 ゼロ辛(こんにゃく麵)

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特製なんこつ

 

店舗情報

  • 店名辛麵屋 一輪
  • 業態ラーメン
  • 住所東京都目黒区目黒1-4-8
  • 交通東京メトロ・JR目黒駅徒歩1分
  • TEL03-6420-0661
  • 営業時間11:30~1:00
  • 席数カウンター15席
  • オープン日2017年3月25日
  • 客単価¥700~1000
  • Facebook辛麵屋 一輪 で検索
  • *姉妹店渋谷店、池袋店

辛麵屋「一輪(ICHIRIN)」の看板

店主経歴

高校卒業後、介護士として介護施設に勤務。
将来は介護施設経営を念頭においていたものの、ラーメンの魅力に引き寄せられ、20歳で独立。
宮崎では8店舗の飲食店を経営中。
2016年、宮崎で飲食店を4店舗経営する大牟田真之介氏とともに、東京進出を決意。
2017年3月に東京で辛麵屋「一輪」の一号店を目黒にオープン。
現在、月に1週間ほど上京しつつ、都内で3店舗の経営を行う。

 

取材・文 青山友美 食専門のPR企画&編集・ライターとして活動中

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