販促すぐネタ9月編〈敬老の日の効果を2倍に!!孫の日のお返しを促進!〉
お店は、お客さまに何度も足を運んで頂きたいものですよね。そしてお客さまは、「何かしらの理由」がある方が来店しやすいものです。それをうまく合致させるしかけを作ってみましょう。
9月には敬老の日があります。2018年は9月17日(月)です。敬老の日は長らく日本で浸透していますから、この日におじいちゃんおばあちゃんに何かプレゼントしようという方も多くいるでしょう。
「敬老の日プラン」「敬老の日キャンペーン」を企画しているお店もあるのでは?もしそういう企画をしているならば、もう1手加えてみてほしいんです。それが「孫の日プラン」の事前案内です。
「孫の日」はご存知でしょうか?日本百貨店協会が制定したもので、10月の第3日曜日です。2018年は10月21日(日)となります。家族の親睦を深める意図だと思いますが、敬老の日の約1か月後にしているのは「敬老の日のお返し」を想定してのことでしょう。百貨店協会の販促策の一環なのだと思います。
まだまだ日本に浸透しているとは言えませんが「孫の日と言うものがあるんだ!」と気づけば、お客さまには行動する口実が生まれます。特におじいちゃん・おばあちゃんは、お孫さんと遊ぶのを楽しみにしていることが多いでしょう。敬老の日に、家族そろって食事に出かけたときに「約1か月後に孫の日がある」と気づけば、孫の日に遊ぶ約束をしやすいでしょう。
飲食店で「敬老の日プラン」で食事をした際は、おじいちゃん・おばあちゃんはゲスト側になるでしょう。ゲストとしておもてなしをしてもらったら、お返しをしたくなるのも心情。そこで、お店のPOPで1か月後の「孫の日プランの案内」を設置しておきましょう。コマ、あやとり、メンコ、けん玉、リリアンなどおじいちゃんおばあちゃんとお孫さんが一緒に遊べるちょっと昔の玩具を用意したイベントです。こうしたイベントなら、おじいちゃん・おばあちゃんが大活躍です。お孫さんに教えられます。敬老の日のお返しとして、来月の予約をしてくれる方もいるのではないでしょうか?
せっかくお客さまが一度来店してくれたのなら、もう一度来店してくれる理由を作りましょう。お客さま任せではなく、お店の活動次第でお客さまの行動は変わるはず!今回は「敬老の日・孫の日」を活用しての企画ですが、別の場面でも考えてみてくださいね!
◆眞喜屋実行 まきやさねゆき
株式会社はぴっく 代表 しかけ販促プランナー
2008年に起業し、中小企業や個人商店を対象とした販促企画会社を経営。
「いい品ならば、いい品以上の喜び濃度に」をモットーに、商品の真価/潜在価値をカタチにする企画やグッズ制作。
執筆実績:ビジネス書7冊/日経MJ/近代食堂/販促会議/日本政策金融公庫など
講演実績:商工会議所・商工会・法人会・企業研修など
◆代表的な著書
・お金をかけずに売上を上げる販促ネタ77
・販促の教科書
・リピーターをつくる35のスイッチ
・お客さまが動く!しかける販促術
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