繁盛店への道

『リーフレット、フライヤー、ショップカードなど販促物を作成する』開業前にチェック!飲食店の販促vol.1

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レストランの集客、販促の手段として何が思いつきますか?
 
・雑誌やグルメサイトなどに広告予算をつけて露出を拡大
・SNS(Instagram、Facebook、LINEなど)での情報発信を強化
・お店の近隣エリアへのポスティング
・店頭でリーフレットやフライヤーなどを配布
など、さまざまな方法があります。
 
そこで今回は、リーフレット、フライヤー、ショップカードの定番の販促ツールをメインに、それぞれの特徴と使い分けのポイント、作成時のポイントを確認していきます。
 

リーフレット、フライヤー、ショップカードの特徴

▷リーフレット
A4サイズの用紙を3つ折りにしたパンフレットのようなものが一例として挙げられます。
 
お店の基本情報(店名、ロゴ、住所(地図)、電話番号、営業時間、定休日、HPのURLなど)に加え、コンセプトやおすすめ料理、雰囲気のわかる内観・外観の画像などを組み合わせることで、お店の世界観や特徴をコンパクトに伝えることができるツールになります。コピー用紙より厚手のものや質感のある紙を使うことで、高級感がUPして保存性も高まります。
 
・折りたたまれているのでコンパクトなサイズ感
・A4の両面を使うことができるので、多くの情報を入れることができる
 
▷フライヤー
「フライヤー」、「チラシ」、「ビラ」とそれぞれに定義があるようで、ざっと整理します。
 
【フライヤー】空を飛ぶ人やモノを指す「flyer」が語源で、チラシと訳されることも。
【チラシ】「散らし」が語源で、薄い紙に印刷されていることが多い。サイズはさまざま。
【ビラ】以前は「張り紙」と同じイメージだったとか。掲示板に張り出されている印刷物を指すことが多い。
 
フライヤーはチラシとほぼイコールで、大量に印刷してばら撒くものと考えて良いでしょう。「ニューオープン告知」のほか、「ランチ始めました」、「忘年会の予約受け付け開始」など、広く認知度を上げたい時におすすめです。そこに、クーポン券をつけると集客効果がさらに高まるでしょう。
 
▷ショップカード
お店の名刺として機能するカード。名刺と同じようなサイズ感で、財布や名刺カードケースに入れて携帯しやすいのが特徴です。ポイントカードを兼用するものもおすすめです。
カードに入れておくべき基本情報としては、
・店名
・ロゴ
・住所(地図)
・電話番号
・営業時間
・定休日
・HPのURLをベースに、SNSアカウント名やQRコード
などを入れておくと良いでしょう。
 

作成時のポイント3つ

次に、リーフレット、フライヤー、ショップカードを作成する際の3つのポイントを確認しましょう。
 
▷ポイント1 目的(ターゲット)に合わせたツールを選ぶ
目的に合わせて、どのツールがベストか検討しましょう。
 
CASE1)新規オープンの挨拶状代わりのツールがほしい
>>お店のコンセプトやこだわりをきちんと表現できるリーフレットが向いています。用紙の質感、厚さ、サイズ、折り方などもお店の世界観とマッチしたものを選びましょう。
 
CASE2)忘・新年会やお花見シーズンなど、限定的な期間のための販促の場合
>>保存性より量を優先して、薄い紙に大量に印刷するフライヤーが向いています。おすすめのプランを紹介したり、早期予約特典を案内するなど、集客に結びつく工夫を。
 
CASE3)リピーターを獲得したい
>>ポイントカードを兼ねたショップカードが向いています。財布やスマホケースに収まる携帯しやすいサイズ感が最大の特徴であり、強みになります。
 
▷ポイント2  パッと目を引く画像を用意する
文字より画像の情報量やインパクトは絶大です。画像を使う際には「おいしそうに見えるか?」「行ってみたい(この席で食事がしたい)と思うか?」など、よく吟味しましょう。
 
▷ポイント3 情報の整理をして見やすくデザインする
紙の印刷物の場合はスペースに限りがあり、欲張って詰め込みすぎると言いたいことが伝わらないうえ、目を通す前に破棄されてしまう可能性も。情報の整理をして優先順位をはっきりとさせておくことが大切です。
 

SNS連動型、ペーパーレスの販促方法

最後に、スマホやSNSの普及に加え、新型コロナウイルスの感染拡大により注目が高まる非接触でペーパーレス(=SDGs)でもある販促方法についても触れておきます。
 
特徴としては、
・店頭にはInstagram、Facebook、LINEなどの遷移先のQRコードを提示しておくだけと省スペース
・紙の販促物にかかる作成や印刷のためのコストが抑えられる
・しつこくない程度のコミュニケーションを心がけることで、顧客との関係を維持することができる
などが挙げられます。
 

まとめ

飲食店の販促ツールにはさまざまな選択肢がありますが、その中でも定番は紙の印刷物です。リーフレット、フライヤー、ショップカードのそれぞれの役割や特徴を理解して、効果的に使い分けることが大切です。
 
RESTA内では、眞喜屋実行氏の記事 SNS運用についての記事が参考になりますので、あわせてご覧ください。
 

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