注目新店舗インタビュー vol.13「ポラール」松浦真久さん
公園近くでテイクアウトスイーツ店をオープン
クレープやベビーカステラを中心としたスイーツのお店が、2021年4月19日に西葛西にオープンしました。店名は「ポラール」。場所は、駅からはすこし離れますが、行船公園の隣ということもあり、ファミリーには嬉しいお店です。今回は、オーナーの松浦真久さんにお話を伺いました。
*写真はスタッフの方々です。
―オープンは今年の4月19日ということですが、いつから物件を探されていたのでしょうか。
(松浦さん)具体的に物件を探し始めたのは、2020年からです。まさにコロナになったからということもありますね。そもそも、「ポラール」は、キッチンカーでスタートし、3、4年経過していたのですが、コロナ禍によりなかなか移動販売の場所を貸してもらうことが難しくなり、一旦ストップをかけていたんです。
―そうなんですね。そんな中、実店舗を持とうということに?
(松浦さん)はい、せっかくノウハウも持ちましたし、物件条件が合うものがあればいいなと探し始めたんです。そんな中、条件的にとてもぴったりな物件と出会えたので、12月に契約を結びました。
―ぴったりの条件だったんですね。
(松浦さん)まず、路面の1階であることと、公園が近く、使える什器が多かったいう点です。そして、賃料が許容範囲内という(笑)。もともとケーキ屋さんだったそうなので、本格的なオーブンや冷蔵庫がそのまま使用できるというのは大きいですね。そして何といっても行船公園がすぐそこなんです。子供がいるところがいいなと思っていたので、即決です。
―居抜き物件ならではの良さですね、店内の改装などはどれくらいされましたか?
(松浦さん)この物件にはトイレがなかったので、スタッフのためにトイレの設置を行いました。さらに、クレープを焼き上げる機械を入れたことで、電気容量をアップしました。それ以外は、自分たちで床をぬったりしたくらいですね。あとは、スタッフの作業を簡略化するために、チケット販売機をいれています。
―松浦さんの本業は、建設業と伺いましたが、こちらのビジネスに関心を持ったきっかけは何だったのでしょうか。
(松浦さん)実家がもともと建設業を営んでいた関係で、16歳からこの業界に入っているんです。そんな中で、何か新しいチャレンジをしたいなと思い「移動販売をしてみよう」と決めました。そして、あまりハードルが高くない、ベビーカステラで挑戦を始めました。しかし、カステラレシピも独学で開発し続け、試行錯誤からのスタートでした。
―今回の店舗は、クレープもスタートされたということですが、素敵な店長さんとの出会いがあったそうですね。
(松浦さん)もう、ミラクルが起きたと思っています。クレープを新メニューとして導入することを決め、今回も独学でクレープを取得しなければと思っていたんです。ところが、スタッフ募集をしたところ、クレープ経験が10年もある、まりあさんに応募いただけるという(笑)。こんな、ラッキーな出会いはないですよ。
―たまたま求人を見つけられたんですか?
(店長:まりあさん)はい、そうなんです。私はクレープ店勤務しかしたことがなく、離職していたタイミングで見た求人がオープニングスタッフだったので、エントリーをさせていただきました。メニュー開発はオーナーには任せて頂けているので自由に開発ができて楽しく務めています。他のスタッフもアイシングクッキーが作れるということで、商品化になりました。シーズナルのメニューの他にもどんどん新しいメニューを考案しますので、楽しみにしていてください!
―本当に、頼もしいですね。
(松浦さん)今、スタッフは10名ほどです。みんなとても前向きな女性が多く、自発的に動いていただけているので、助かります。今は、コロナで色々と思うようには進みませんが、ゆっくりとファンをつけていければなと思っています。ようやくUber Eatsや、出前館の登録も澄んだので、幅広い方に知っていただくチャンスを広げていきたいですね。
店舗概要
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取材・文 青山友美 食専門のPR企画&編集・ライターとして活動中
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