注目新店舗インタビュー VOL.1「curry.age(カリアゲ)」オーナー山本さん
20年前から思い描いていたカレー屋を実現
中央区ながらも落ち着いた空気の流れる「新富町」エリアに2019年12月9日にオープンした「curry.age(カリアゲ)」。20年以上前からいつかはカレー店を開業したいと考えていたというオーナーの山本さんに話を聞いてみました。
―飲食店を開業したいと考えていたのはいつごろからですか?
20年くらい前からいつかはカレー屋さんを開きたいと考えていました。しかしその間自身の仕事や家事で忙しくなかなか行動できずにいたのですが、父親の3回忌が終わったこともあり、これからは自身の人生を歩もうと、2019年に入ったタイミングで物件探しをはじめました。
―開業エリアは最初から新富町や中央区に絞っていたのですか?
私自身が土地観があることもあり、当初はカレーの激戦区でもある渋谷区を中心に探していましたが、なかなか良い物件に巡り合えず…。そこでエリアを広げて探してみたところ、現在の物件を見つけました。
―現在の店舗の決め手はどのような点でしたか?
居抜き状態の良さが一番の決め手でした。また、出店が決まってから知ったのですが、近隣に知人も多かったので、そのあたりも何かと助かっています。
―赤と白を基調としたあたたかみのある内装が素敵ですね。当初から赤や白をコンセプトカラーにする予定だったのですか?
実は最初はブルーや北欧をイメージした内装にしたかったのですが、途中から青は食欲が失せてしまう色かなと思いまして(笑)。お店の入口にあるらせん階段の色が赤だったので、それに合わせても可愛いかなと思って赤を取り入れました。
赤を貴重とし、あたたかみのある配色を使用した内装
赤の螺旋階段が目をひく外観
このお店の前はオーナー夫婦がカフェを営んでいて、今よりクラシカルな内装だったんですが、厨房だけはそのままにし、照明や天板などは自身でこだわって決めていきました。
また、お店のイメージカラーに合わせて、ステンドグラス作家の友人に店名プレートも作ってもらいました。とても気に入っているんです。
オーナーさんのご友人が作られたステンドグラスのプレート
―お店のカレーの特長を教えてください。
お店の主力メニューである「バターチキンカレー」は、クリーミーでありつつもしつこくなく、サラっと食べられる味わいを目指しました。また、もうひとつの主力メニュー「和風ポークカレー」は、開業までに色んな方に試食していただいた中で最も評判の良かったカレーです。南インドではカレーに魚を多用することからヒントを得て、かつおだしを効かせて仕上げています。和風だしを使用しているためか、つけめんとして食べてもおいしそうと言われることもあるんです。
バターチキンカレー(ランチタイムはドリンク付き)
―どちらのカレーもとてもおいしいです!料理はどのようにして学ばれたのですか?
料理は独学で学びました。私の実家が甘味処で、子どもの頃からお店にあった臼で杵をついたり抹茶を点ててその抹茶をかき氷にかけて食べたりと、見様見真似で料理に関わってきたことがルーツかなと思っています。
―これからどんなお店にしていきたいですか?
まだオープンしたばかりで手探りな状態でもありますが、営業しながら、改善できることは即修正していっています。これから少しずつ余裕が出てきたら、今後はキーマカレーや週替わりのカレーも提供したり、ディナーメニューも増やしていきたいですね。
―最後に、飲食店開業を目指す方へのアドバイスをお願いします。
そうですね、たとえ居抜き物件であっても想定した以上にお金はかかってきますし、想定の10倍と考えてもいいくらいだと思うので、金銭的に余裕があるに越したことはないと思います。
本日の肉料理(インタビュー日はスペアリブでした)
カプレーゼ
お店ができるまで
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メニュー一覧
ランチ
バターチキンカレー 800円
和風ポークカレー 800円
あいがけ 900円
トッピング(カチョンバルサラダ)50円
※ランチにはミニドリンク(コーヒー、紅茶、ウーロン茶の中から選択)が付きます。
ライスの大盛りは無料。ルーの大盛りは1種類につき100円。
ディナー
カプレーゼ 900円
本日の肉料理 1,500円~
店舗情報
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食関連の編集・ライターとして活動。料理、うつわ好きが高じて金継ぎ修業中。
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