年末のお客さまを、来年のお客さまにするには!しかけ販促マン眞喜屋実行が指南!
■年末のお客さまに、来年にも来てもらうしかけ。
「12月のお客さまが、来年も来てくれたらいいのに…」って思いませんか?12月の繁忙期はたくさんのお客さまに来て頂けるのに、1月になったらそのお客さまがさっぱり…ってことも多いでしょう。
今回は、1月以降にも少しでも来店していただくためのしかけアイデアです。お客さまに楽しんで頂きながらその後に繋げる。1月だけでなくその後も何度も利用頂ける可能性のあるものです。
こんな企画はいかがでしょうか?
■お年玉GET!クイズチャレンジ!
12月中に店内にカンタンなクイズを貼りだして、お客さまに応募して頂きます。応募くださった方から抽選でプレゼントを進呈する企画です。クイズはお客さまに手間をかけさせないものがいいです。
たとえば「店長の干支は何でしょう? Aうま Bひつじ Cさる」とか。スタッフさんや商品に絡めながらもカンタンなものがいいでしょう(回答が大変だと応募者が減る)。
お客さまには、応募用紙にクイズの回答とプレゼントをお届けする先の住所を書いて応募して頂きます(店内にボックスを設置したり、スタッフに渡したり)。期限は12月中。年が明けたらお店で抽選を行います。当選者さまには準備していたプレゼントの引換券をお送りします。書いて頂いたご住所あてに。
この企画の販促ポイントは「名簿づくり」です。お客さまに楽しんで頂きながら、お送り先のご住所やメールアドレスなどを書いて頂きます。この時にちゃんと「今後、DMなどでお得な情報をお送りしてもいいですか?」という項目を作っておきお客さまにチェックをしてもらいましょう。チェックをしてくださったお客さまには今後もキャンペーン情報などをお送りすることができます。
DMなどの郵送だと郵送費が気になる場合は、メールやSNS上で応募頂く工夫もありです。「応募は、Twitterで当店アカウントをフォロー頂き#●●●とつけて投稿してください、当選者さまにはお店からダイレクトメッセージで連絡します」という方がお金はかからずできますね。
そしてお年玉プレゼントも考えどころです。
お客さまが「それ欲しい!!」って思ってくれないと応募は集まりません。「1000円分のお食事券」とかだと弱いでしょうね。1名さまだけでいいから「ものすごくお得な物」「ものすごく欲しい物」「ものすごくインパクトのある物」を用意しましょう。たとえば「1回のお食事代、完全無料券!(なんと8名様までOK)」などのお年玉プレゼントだったら「みんなで応募して当てようぜ」とグループメンバーで応募くださる方も出てくるでしょう。また「トッピングだけ100回分チケット」や「枝豆どーんと10キロ!」などもインパクトがあります。「そんなに要らないよー」とか言いながらも盛り上がる可能性を秘めています。今はSNSで投稿するネタが喜ばれる時代でもあります。そういうネタ作りができそうなプレゼントもアリですね(ただし食材を無駄にはしない仕組みで。当然ですが)。
そして最後にクイズにした理由です。
シンプルに「プレゼントに応募しましょう」でもいいんですけど、それよりも「チャレンジ形式」にした方がお客さまは「やってやるぞ!」と乗ってくれるものです。クイズ形式で「あなたに分かりますか?」とプチ挑発しているんです。その方がお客さまは考え始めてくれる可能性が高まりますから。
いかがでしょうか?ヒントになりますか?
せっかく12月にたくさんのお客さまに来て頂けるなら、今後もつながるようなしかけをしておきたいですね。ぜひ参考にしてみてください!
◆眞喜屋実行 まきやさねゆき
株式会社はぴっく 代表 しかけ販促プランナー
2008年に起業し、中小企業や個人商店を対象とした販促企画会社を経営。
「いい品ならば、いい品以上の喜び濃度に」をモットーに、商品の真価/潜在価値をカタチにする企画やグッズ制作。
執筆実績:ビジネス書7冊/日経MJ/近代食堂/販促会議/日本政策金融公庫など
講演実績:商工会議所・商工会・法人会・企業研修など
◆代表的な著書
・お金をかけずに売上を上げる販促ネタ77
・販促の教科書
・リピーターをつくる35のスイッチ
・お客さまが動く!しかける販促術
◇繁盛店への道 最新記事はこちらから
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