開業レポ

飲食店開業者インタビュー VOL.24 「Sherry.」 佐藤純也さん 昼と夜、ふたつの営業スタイルを持つ

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世田谷通り沿い、三軒茶屋から徒歩11分の場所に2019年9月28日にオープンしたのは、アメリカンテイスト空間が目を惹くCAFÉ&BAR「Sherry.」。
20代のころからの夢を叶えた、オーナーの佐藤純也さんは、本業は内装仕上げを主とする建築会社の代表です。この物件を選んだ理由は、ズバリ「住所!」とのこと。「ノリと勢いで決めてしまいました(笑)」という佐藤さんのインタビューからは、言葉とは裏腹に責任感と覚悟を感じることが出来ました。
 
―なぜ、この場所のこの物件を選んだ理由を教えてください。
(佐藤さん)それが…「世田谷区若林1-2-3」という住所に惹かれたというのがすべてなんですよね(笑)。めっちゃいい番地ですよね?!
そもそも、はじめは新宿区で物件を探していました。私が、生まれも育ちも新宿区(歌舞伎町)なので、中野とか阿佐ヶ谷あたりがいいかなと。
でも、やはりなかなか路面、坪数などの条件にあった物件との出会いがなく、探し始めて4~5カ月だったころ、不動産会社に勤務する親しい知人から「この物件どう?」と。見た瞬間に、この住所!即決でしたね。
 
―居抜き物件という魅力はあったのでしょうか。
(佐藤さん)本業が内装業なので、物件の内見には自信がありました。ここは、他の方よりプラスだったと思います。あっ、でもほぼスケルトン状態にしてから作り込んだので、前のお店の名残は全くないですね。アメリカンな感じが好きなので、アメ車のナンバープレートを飾ったり、わかりやすくコカ・コーラテーブルを配置したりしています。その甲斐あってか、外国人のお客様が多く来店いただいていますね。

 
―いつ頃から飲食店をオープンしたいと思っていたのですか?
(佐藤さん)独立をした20歳のころから、飲食店オーナーになりたいなと漠然と思っていました。その当時は、パスタ店とかにあこがれていたような気がします(笑)
でも、実際にオープンという現実を目の前にすると、誰でもできるオペレーションがいいなと思っていた中で、「昼と夜のスタイルを変えるのもありでは?」とレスタンダードの方にアドバイスをいただき、そのスタイルに挑戦しようかなと思うようになりました。
カフェタイムの軽食のメインを何にしようかなと思ったときに、ハンバーガーとは違い、ホットドッグが日本の食文化のメインになれていないなと。海外では、ホットドッグスタンドはいたるところにあるように思うのですが、日本ではハンバーガー店のサブメニューなのはなぜなのか?ということもあり、本気のおいしいホットドッグを目指そうと決めました。
 
―メニュー開発については、どなたかに相談をされたのでしょうか。
(佐藤さん)いえ、その道のプロの方にお願いするため、直接どこまでも足を運びました。
「ホットドッグ」専門バンズはあの有名な峰屋さんにオーダーし、ソーセージは広島のドットコミュさんに出向き、お願いしています。めちゃめちゃこだわったので、ぜひ一度味わってほしいです。実は、オープンしてから知ったのですが、この周辺にはホットドッグ店が5店舗も・・・(苦笑)他店舗に負けないように、頑張りたいと思います。
あと、カフェタイムのタピオカですが。あくまでもカフェとして茶葉にもこだわりをもっていて、おいしいティーにプラスでタピオカというスタイルです。ただ、タピオカのセレクトに関しては、すでにタピオカ店を経営している友人がいるので、こだわりのものを紹介していただきました。
BARタイムは、お一人でふらりと立ち寄っていただければなという想いでやっています。徐々に、近隣のお客様への認知もできてきて、ほぼ毎日顔を出してくれる方も。嬉しいですね。

 
―スタッフ採用はスムーズに行われたのでしょうか。人材不足の声をよく聴きますが。
(佐藤さん)ありがたいことに全く困りませんでした。タウンワークに広告を出したところ、たくさんの応募をいただきまして。現在は10名のアルバイトと内装会社のスタッフでお店を回しています。もちろん、私もお店に立つこともありますし。アルバイトスタッフは学生が多いのですが、すでに独立志向のある人材もいますし、4か国語を話すことが出来るスタッフも。外国人のお客さまも多いので助かっていますね。
 
―では、オープン後は順調ですが?
(佐藤さん)いえいえ、やはりはじめの集客は苦戦しましたね。ツイッターインスタなどでの独自の発信は行いましたが、他の販売促進はゼロ。特に15時以降の集客が弱かったです。
でも、地道なコミュニケーションを続けることで、大学生がわざわざタピオカドリンクを飲みにきてくれたりするようになりました。BARタイムも常連の方がついてきてくださったので、これからもうひと頑張りです。
 
―最後に、お店の名前にはかなりの思い入れがあるとか。
(佐藤さん)そうですね、私の愛犬の名前です(笑)。犬種は「アメリカコッカースパニエル」。元々はイギリスが原産の「イングリッシュコッカースパニエル」が、メイフラワー号(船)にのって、アメリカ大陸に運ばれ、小さい犬通しをかけ合わせ「アメリカコッカースパニエル」という犬種が誕生したんです。なんかロマンがありますよね。
この先のビジョンが広がればという願いも込めて。ロゴには、メイフラワー号を、店名には、Sherry.をつけたんです。この名前を守るためにも、頑張っていきたいと思います。
 
 

これから独立する方へ アドバイス 3箇条

  • 其の1. 周辺情報のリサーチはしっかりと
  • 其の2. 自分の店の推しは必要
  • 其の3. やるかどうか悩むならやったほうがいい

 

お店ができるまで

  •  20歳で内装業独立(飲食店オーナーの夢を持つ)
  • 2019年法人化
  • 2019年春ごろ物件リサーチを開始(4~5ヵ月間)
  • 2019年9月28日開業

 

<おすすめ料理>

<CAFÉ MENU>
チリドッグ/抹茶ラテ(タピオカトッピング)

チリドッグ/抹茶ラテ(タピオカトッピング)

<BAR MENU>

Sherry. タコのマリネ
Sherry. ビーフジャーキー

ビール/タコのマリネ/ビーフジャーキー

 

店舗情報

  • 店名Sherry.
  • 業態カフェバー
  • 住所東京都世田谷区若林1-2-3 プラチナムコート三軒茶屋1F
  • 交通東急田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩11分・東急世田谷線「西太子堂」駅から徒歩5分
  • TEL03-5432-9528
  • HPhttps://sherry-sangendjaya.com/
  • 営業時間10:00~19:30CAFÉ TIME /20:00~BAR TIME 定休日:なし
  • オープン日2019年9月28日

Sherry. エントランス
 

店主経歴

新宿生まれ、新宿育ち。
20歳で内装仕上げの建設業にて独立。2019年法人化。
2019年9月28日に三軒茶屋に初の飲食店をオープン。

 
 

 
取材・文 青山友美 食専門のPR企画&編集・ライターとして活動中

 

 

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