2022年8月10日、京急蒲田駅西口から徒歩3分の新築ビルの1Fに「ホルモン酒場55　京急蒲田店」がオープン。近くには、2021年5月にオープンして以来、大繁盛中である「大衆酒場55　蒲田本店」も。板橋区の「九州酒場　もつまる」を含め3店舗を運営する、株式会社ファイブファミリーの代表取締役、井関武仁さんにお話を伺いました。
 
―ガラス面にある店舗ロゴネオンが、すごく、今っぽいですね。
（井関さん）酒場ブームが来ているので、まさにネオン居酒屋を狙って作りましたね！設計士さんに、いい感じで、ネオンをつけてもらえて満足しています。
 
―無駄のない内装というか、コンクリートの打ちっぱなしが気持ちいいです。
（井関さん）スケルトンからの内装でしたので、思った通りにできました。シンプルに、2名テーブルと4名テーブルを整列させています。計46席です。物件契約したのは4月なのですが、厨房機器やダクトの部品などが、情勢により手に入りづらかったので、想定時期よりもすこしオープンが遅くなりましたね、
 

 
―こちらは新築のビルなんですね。物件を探す中で狙っていたんですか？
（井関さん）
はい、この近くに「大衆酒場55　蒲田本店」を出店しているんですが、うれしいことに大好評を頂いておりまして。出来れば、もう一店舗、近くに出店したいなと思っていた中で、このビルができるところをタイムリーにみながら、チェックしていました。
 
―もともと、ホルモン酒場の構想はあったんでしょうか。
（井関さん）そうですね。コロナ以前に九州居酒屋業態を3店舗ほど大田区内でもっていたこともあり、芝浦の市場には毎日仕入れに足を運んでいたんです。その流れから、「大衆酒場55　蒲田本店」でも、もつ鍋やホルモン焼きをメニューにだしているんですね。すでに精肉の問屋さんと信頼関係を築けているので、ホルモン焼肉の業態は常に考えていました。
 
―蒲田の2店舗の店名に55をつけているのは何か意味をこめているのですか？
（井関さん）「大衆酒場55　蒲田本店」をオープンする際に、蒲田での認知を高めるにはどうしたらいいか？という考えを持ちまして。そんなときに、「55ホッピー」というホッピー発売55周年のネーミングを見まして、あ、いいなと（笑）。お店でもホッピーを取り扱いますし、株式会社ファイブファミリーにも5が入っているので、前向きな気持ちでつけました。
 
―オープンして2カ月とちょっとですが、お客様の反応はどうでしょうか。
（井関さん）ありがたいことに、年代問わずご来店いただいています。お店自体は15時からオープンしていますが。やはり17時からの来店がほとんどですね。「焼肉」というよりは「酒場」イメージを打ち出しているので、お客様もそういう使い方をしてくれているように思います。メニューは、すべて自分で開発しています。ベンチマークしているお店もありますよ。さまざまな研究をした上で、超王道のメニューに落ち着きました。現在の単価は3500円くらいですね。ただ、酒場がコンセプトで、喫煙の申請もだしているため、お子様はお断りしているんです。
 
―井関さんがイキイキ話されるのが印象的です。
（井関さん）本当に20年飲食一筋できていますし、居酒屋業態が好きなんですよね。テイクアウトもやってみたりはしましたが、やはりお客様が目の前で楽しそうに食事をしているシーンをみるのが幸せなんですね。
 

 
コロナという荒波が来ましたが、私にとってはかなり勉強になりました。この先のことについても、じっくりと考える時間を持ちましたし、一層この業界で頑張っていきたいとも思えましたね。その結果、自分の得意な部分に集中したいため、人事系などはプロに委託するということを始めました。
 
―すごい進んだ考え方ですね。
（井関さん）今回、コロナの第5波くらいまでは、スタッフ応募にかなりの数が来ていたんですが、ここ最近はめっきり減ってきたんです。飲食業界をあきらめて、多業種に転職したとい声も聞きますし。法律も賃金もどんどん仕組みは変わっていきますし、自分の思っている当たり前が、時代の当たり前とずれていては、問題になりますから。
 
―確かに、本業に集中できますね。井関さんの今後のプランについてお伺いしても良いですか？
（井関さん）時代もかわり、コロナ以前の数十名の宴会は期待できないと思うんです。これからは、2~3名の食事シーンを狙って、蒲田での2業態を京浜東北線沿いにどんどん出店していきたいですね。ゆくゆくは、セントラルキッチンの開設も視野にいれています。
 
―年末に向けてますますお忙しくなりそうです。取材のご協力ありがとうございました。
 

＜おすすめ料理＞

名物55ホルモン　（味噌）

55カルビ（醤油ダレ）

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