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「飲めない自分のままでいい」お酒の楽しみ方に多様性を。〜SUMADORI-BAR SHIBUYA〜

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こんにちは、ライターのはるまきもえです。
 
みなさんは「スマートドリンキング」という言葉を知っていますか?
 
2020年12月にアサヒビール株式会社が提唱した、「スマートドリンキング宣言」。「スマートドリンキング」とは、お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたい時・飲めない時、あえて飲まない時など、さまざまな人々の状況や場面における“飲み方”の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進していくことです。この宣言は、一人ひとりが自分の体質や気分、シーンに合わせて、適切なお酒やノンアルコールドリンクをスマートに自由に楽しむために、自分らしいお酒の飲み方を選べるような環境をつくることを目指します。また、ライフスタイルの変化に合わせて、アルコールの楽しみ方にも多様性を生んでいこうという、社会への提案が込められています。
 

 
その取り組みの1つとして、渋谷にオープンしたのが「SUMADOR-BAR SHIBUYA」。アルコールの楽しみ方に新風を起こしている「SUMADOR-BAR SHIBUYA」に、今回は調査に行ってきました!
 
〇アサヒビール株式会社ニュースリリースは こちら から
 

渋谷「SUMADOR-BAR SHIBUYA」

 

 

「SUMADOR-BAR SHIBUYA」

https://www.sumadoribar-shibuya.jp
〇住所:東京都渋谷区宇田川町23-10
〇営業時間:12:00-22:00(2階は平日は17:00-、土日は12:00-オープン)
2022年6月末、渋谷駅より徒歩1分の渋谷センター街にオープン。カクテルの種類は100種類以上あり、3種類のアルコール度数から自分で選択して注文ができる。1.2階2フロアで、席数は70席ほど。

 

 
渋谷駅からわずか徒歩1分。センター街に位置するこちらの建物が、今回調査する「SUMADOR-BAR SHIBUYA」という店舗です。
 
渋谷センター街というと、日本の若者が集まるとてもエネルギッシュなスポット。どうしてこのような場所を選んだのでしょうか?スマドリ株式会社ブランドマネージャーの加藤寛康さんに、その理由をお伺いしてみました。
 
加藤さん「「SUMADOR-BAR SHIBUYA」は、『スマートドリンキング』というコンセプトを広めることが重要な目的になっています。そういった意味でも、発信力のある渋谷という地を選択しました」
 

▲2階に上がると、目の前にセンター街の景色が広がる。
 
コンセプトの基盤ともなっている「スマートドリンキング」という言葉。改めてどういった意図が込められているのでしょうか。
 
加藤さん「「SUMADOR-BAR SHIBUYA」は、『飲めない自分のままでいい-飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ-』というコンセプトのもとにできた店です。お酒が苦手な人や、飲めない人。飲めるけど今日はちょっと飲みたくない気分の人。その人の気分や日によって、お酒の楽しみ方って違いますよね。一人ひとりに合わせて、お酒の楽しみ方の多様性を提唱しているのが、『スマートドリンキング』になります」
 

 
「SUMADOR-BAR SHIBUYA」のドリンクメニューは、100種類以上の豊富なカクテルが用意されています。また、そのどれもが「0%」「0.5%」「3%」のアルコール度数を選べるようになっています。
 
加藤さん「どのくらいの度数に設定するかも、社内でかなりの議論がありました(笑)。メニューを考える際に、アルコールについての調査を行ったんです。そしたらアルコールが苦手な人から、『0%と0.5%でも、お酒の強さって全然違うよね』、『1番弱い度数は3%っていうイメージがあるけど、それって誰が言ったの?』という意見が上がったんです」
 

▲度数の強さや味によって選べる「ドリンクマップ」がテーブルに配置されている。
 
この3つの度数の設定は、アルコールが苦手な人の意見に耳を傾けた結果だったようです。また、アルコールが苦手な人の意見を取り入れたのは、メニューだけではありません。
 

 
加藤さん「お店を見たときに気付いていただいたかもしれませんが、外装はガラス張りにしています。これはなぜかというと、お酒を飲めない方にヒアリング調査をしたときに『バーの雰囲気が怖い』という意見があったからです。一般的にバーのイメージはちょっと薄暗くて、重たい扉の雰囲気を想像しますよね。お酒が強い人からすると、バーの雰囲気を怖いと感じる発想って、あまりないと思うんですが、お酒が苦手な人の中にはそう感じる人もいるんです。この意見は調査をして、ハッと気付かされた盲点でしたね。」
 

▲2階の店内の様子。
 
「SUMADOR-BAR SHIBUYA」は、外からでも店内の様子が見えるガラス張りでできています。また、店内も照明は明るめで、バーだけどカフェのようなカジュアルさも感じました。外装も店内も明るくクリアな雰囲気は、お酒を飲めない人にも気軽に楽しんで欲しいという思いのもと、設計されたものでした。
 

Z世代に届くアプローチ

 

 
席に着いて、さっそくいくつか注文していきます。オーダーはテーブルに置いてあるQRコードを読み取り注文する、モバイルオーダー式です。簡単なアンケートに答えてからメニューを選択します。
 

 
加藤さん「モバイルオーダーにしたのは、コロナ禍ということもあり、できるだけ接触を避ける目的というのもありますが、お客様の情報を収集するという目的もあります。店を作るにあたってニーズ調査は行いましたが、オープン後もリアルタイムでお客様の情報や嗜好の変化をキャッチすることにより、今後のスマドリのコンセプトを広げていくためのヒントになると思っています」
 
今回注文したのは、「Marbling Rain」。グラスの上にポップなカラーの綿あめが乗っていて、上から炭酸をかけて飲むドリンクメニューです。
 

 
思わず動画に収めたくなるような、華やかな動きのあるカクテルでした。
 

 
店内を見渡すと、注文したドリンクの動画や写真を撮っているお客さんもチラホラ。客層は若い世代がかなり多いように感じました。
 

▲オープン前に公開されたコンセプトムービー。
 
加藤さん「「SUMADOR-BAR SHIBUYA」のメインターゲットはZ世代です。Instagramも若い世代の方により届くように、力を入れてプロモーションをしています。実際にご来店してくださる方は、若いお客さんが多く、全体の7割が20代になりますね」

 

 
こちらは「真夜中のピーチフローズン」。1日10杯の夏限定カクテルメニューです。さっぱりとした桃のフローズンで、シロップをかけて好きな甘みに調整することができます。度数を選べる以外にも、小さなところで理想の楽しみ方を追求できるような工夫を感じます。
 

スマドリを通して、お酒の楽しみ方に“多様性”を

 

 
アルコールが苦手な人や飲めない人にスポットを当て、“選べる楽しさ”を広めている「SUMADOR-BAR SHIBUYA」。加藤さんはこう語ります。
 
加藤さん「飲み会に行くと、飲めない人はメニューの端っこに書いてあるソフトドリンクの欄から注文しなくちゃいけなかったり、飲めないことに対して周りに気を使われたりするんです。それが逆に疲れちゃって、そういう場自体が楽しくなくなってしまう。そんなリアルな声から生まれたのが、「SUMADOR-BAR SHIBUYA」なんです」
 
お酒が苦手な人だからこそ抱えているストレスや悩みを吸い取り、渋谷という場所で楽しみ方の多様性を発信し続ける「SUMADOR-BAR SHIBUYA」。これからの展望はどのようなものなのでしょうか。
 
加藤さん「これからの取り組みについては楽しみにしていて欲しいのですが、渋谷という場所を選んだ意味が、これからはさらに出てくるのではないかと思いますね。お酒が飲める人も飲めない人も、ここに来たら自分にぴったりの楽しみ方を見つけられると思うので、ぜひ気軽に立ち寄ってください」
 
「SUMADOR-BAR SHIBUYA」がこれから何を魅せてくれるのか、とても楽しみです!これをきっかけに、あなたも自分だけのお酒の楽しみ方はどんなものなのか、考えてみてはどうでしょうか?
 

取材・文 はるまきもえ 

 

 

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