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日本にいながら本場韓国の夜市を体験できる!?こだわりが詰まった「韓国横丁」を覗いてみた!

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こんにちは、ライターのはるまきもえです。
 
国内最大のコリアンタウン新大久保。若い女性を中心に、路地には多くの人が行き交い賑わいを見せています。細い道にひしめき合っているトレンドのコスメショップ、“映える”フードメニューがある屋台、BTSを筆頭とした話題のK-POPアイドルの音楽が流れ、今流行っているもののすべてが、ここ新大久保には詰め込まれています。
 

 
今回はそんな新大久保に、まるで「本場の韓国の夜市」を体験できる場所があると聞いたので、さっそくやってきました!
 

本場韓国の夜市へご招待!

JR新大久保駅を出て右手に真っ直ぐ歩くこと5分。左手にカラフルな提灯が見えてきます。今回訪れたのは2021年12月20日にオープンした、「韓国横丁」。昼間は家族連れ、夜は女子会や飲み会など、1日を通して多くの人が足を運んでいます。
 

▲通り過ぎる人たちから「かわいい〜!」と思わず声があがる、華やかな入り口。
 

韓国横丁

https://www.jdrex.jp/
〇住所:東京都新宿区大久保2丁目19-1 セントラル大久保
〇営業時間:午前11時30分-翌朝5時
韓国の夜市のような雰囲気が楽しめる飲食店。さまざまなジャンルの韓国料理屋が10店舗入っている。1階は飲食店のフロア、2階はカラオケやBARになっている。

 

▲床はまるで韓国の道路のようなペイント。
 
韓国横丁の最大の魅力は、この “本場韓国の夜市” のような雰囲気!一歩店内に入ると数々の韓国料理の屋台があり、活気あふれる空間が広がっています。煌びやかなネオンや可愛らしい照明など、細かいところにも本場の韓国の雰囲気が反映されています。店長の全賢修(ジョン・ヒョンス)さんに、お店づくりのこだわりについて、お伺いしました。
 
全さん「韓国横丁の強みであり、最大の特徴は、やはりこの “韓国の夜市のような雰囲気” を作り上げているところです。お店の内装には僕も関わらせていただいたのですが、LEDの看板を取り入れたりして、レトロな韓国の屋台の雰囲気を再現しました。この本場の再現度は、ほかの韓国料理街にも負けない特徴だと思いますね。」
 

▲ネオンが華やかに彩られている「上海ポチャ」。
 
全さん「今はコロナ禍ということもあり、海外に遊びに行くことはなかなか難しいと思います。そんなときでも、日本にいながら本当に韓国に遊びにきたような気持ちになれる空間を提供できたらと思い、このようなお店づくりをしました。」
 
実際に韓国に行くことは難しくても、気持ちだけでも本場に行けたような気分になれたらそんな想いから生まれたのが、この韓国横丁です。
 

10店舗の屋台を楽しめる自由度の高さ

韓国横丁の1階には、屋台が10店舗。2階にはフリースペースとカラオケ、バーが用意されています。1階でオーダーしたフードメニューを2階に持っていき、楽しむことも可能です。汁物・鍋や鉄板焼きなどの作り物以外なら、ほかの店舗にいながらでも、注文することができます。
 

 
全さん「違う店舗で注文したものを持ち寄って、一緒に食べて楽しむことができるのも、韓国横丁の楽しみ方です。韓国横丁の中で屋台をハシゴして楽しんでもいいですし、お客様の好みに合わせて、いろんな料理の組み合わせを楽しむこともできます。」
 
気になる店舗を順番に回るのもよし、違う店舗で注文したものを同時に楽しむのもよし。この楽しみ方の多さは、10店舗の屋台が同じフロアに並んでいる、韓国横丁の構造だからこそ生まれたものなのです。
 

▲入り口近くに位置するため多くの人で賑わっています。
 
多くの屋台が立ち並んでおり、思わず目移りしてしまいますが、今回の拠点はここに決めました。入り口の一番近くに位置する店舗、「チュンヒャンジョン」です。
 

 
「チュンヒャンジョン」では、チヂミやトッポッキなど、メジャーでポップな韓国料理を中心に提供しています。初手ということで、まずは気軽に頼みやすいメニューを注文してみました。
 

 
頼んだのは海鮮チヂミ、そしてマッコリ、韓国の定番のチャミスル(桃)です。マッコリのグラスが一般的なプラスチックのコップではなく、本場の韓国感があるものでかわいい!小物にもこだわりを感じます。
 
「チュンヒャンジョン」で料理を楽しみながら、違う屋台でも注文をしてみます。次はこちら「マポ豚足」。豚料理をメインとしており、豚足や、茹でた豚肉とキムチでできたポッサムなどを提供しています。
 
今回の「チュンヒャンジョン」×「マポ豚足」のように、違う屋台で同時に料理の注文ができるので、料理の組み合わせが無限にあり、何度来ても新しい発見ができそうです。
 

 
ここでは、メインの豚足(小)と、ソルロンタンを注文していきます。
 

 
待つこと10分、豚足が到着しました。なんとこの量でミニサイズ!ボリューム満点です。ソースは甘辛ベース、海老ソース、青唐辛子の3種類。好きなソースをつけてサンチュで巻き、バクっと豪快に食べていきます。豚足は柔らかく少し甘みがあって濃い目の味付けになっており、食べる手がとまりません。
 

 
最後に、温かくて優しい味わいのソルロンタンを飲んで、ほっと一息。出汁がしっかりと効いていて、満腹になったお腹を落ち着かせてくれます。
 
10店舗すべての料理を注文する勢いでいた私ですが、早くもお腹がいっぱいになってしまいました。ここからは、次回きたときに挑戦したいと思った、気になる店舗をいくつかご紹介していきたいと思います!
 
◆「ホンデポチャ」
 

 
こちらは「ホンデポチャ」。ここのおすすめは、これでもかというほどチーズをふんだんに使ったメニューです。溢れんばかりのチーズと一緒に、鶏肉や野菜、エビやタコを食べ尽くすことができます。SNSでバズったエビチーズフォンデュも見逃せませんが、定番のサムギョプサル、キムチチゲやプルコギなども用意しています。
 
全さん「ホンデポチャは韓国横丁の中でも一番人気の屋台です。ここ以外にも、新大久保本店、池袋、田町、渋谷、職安通り店の計6店舗出店していますね。」
 
韓国横丁を牽引する人気屋台でもあるホンデポチャ。公式インスタグラム@hongdaepochaでは、本格的な韓国料理の紹介が日々更新されています。
 
◆「海鮮ポチャ ヨスバンバダ」
 

▲大きなサメがお出迎え。
 
韓国横丁の中でも海鮮をメインとしているのがこの屋台、「海鮮ポチャ ヨスバンバダ」。韓国横丁の中でもより屋台感が強く、壁には海沿いの街がペイントされており、海の近くの屋台に来たかのような気持ちに。屋台のジャンルの幅を広げている店舗のひとつです。メニューはお刺身だけではなく、ワタリガニを甘辛ベースのタレに絡めたヤンニョムケジャン、カンジャンセウ(醤油エビ)など、韓国らしい海鮮料理を楽しむことができます。
 

 
ケジャンをしっかり楽しんだら、海鮮のスープで締め括るのがおすすめだとか。酒と相性がぴったりなヨスバンバダの海鮮料理は、一度は食べておきたいですね。
 
◆「シンサンドンホランイホルモン」
 

 
お次はこちら「シンサドンホランイホルモン」。シンサドンとは、韓国ソウルにある高級地区。おしゃれなショップが立ち並び、トレンドの発信地として栄えています。そんなシンサドンでは「ホルモン焼き」が絶賛流行中。韓国のトレンドに敏感な人も、ガッツリとお肉を楽しみたい人にも、どちらにも満足ができるようなお店になっています。
 
全さん「韓国横丁の中でも僕の一番のおすすめは、ここのホルモンです! 僕のようにお肉が好きな人は、絶対に楽しめると思いますよ。」
 

 

楽しみ方は変幻自在!10の屋台が集まる韓国横丁

今回は新大久保の「韓国横丁」を紹介しました。10店舗も韓国料理屋が集まっているにもかかわらず、それぞれお店の個性が際立っていて、飽きることがありません。そんなアミューズメントパークのような楽しみ方ができるからこそ、何度も足を運びたくなること間違いありません。
 
全さん「韓国料理屋は女性のお客様が多いイメージがありますが、韓国横丁は男性のお客様も多いです。また、昼間は家族連れの方や女子会でランチに来る方たちなど、本当に幅広いお客様が来店されます。多くの人に、韓国の夜市の雰囲気を楽しんでもらえたらと思っていますね。」
 

 
大人数で来るもよし、ひとりでじっくり自分の好きな韓国料理を発掘するもよし。韓国本場の夜市を完全に再現している「韓国横丁」。日本にいながらも韓国を楽しみたい! という人はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
 

取材・文 はるまきもえ 

 

 

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