下北沢で飲食店を開業「古くから愛される個性的な劇場や商店街が人をつなげる」下北沢駅 part2
今回の舞台は下北沢駅〜北方面編〜です!下北沢は、都内屈指のサブカルチャーが根付いている街です。古着屋が集まり、音楽や演劇の文化が発達しています。そんな下北沢エリアを実際に歩いて、調査していきましょう!
下北沢・基礎情報
乗り入れている路線▼
京王井の頭線
小田急小田原線
近辺の主な主要都市▼
渋谷駅(4分)、新宿駅(約11分)
商業施設・チェーン店情報▼
・商業施設…東洋百貨店、ピーコックストア下北澤店、ミカン下北、マルシェ下北沢、reload(リロード)
・飲食店チェーン店…FLIPPER’S 下北沢店、コメダ珈琲店、牛繁、フレッシュネスバーガー
イベント▼
・下北沢阿波おどり(2023年8月19日、20日)
・下北沢天狗まつり(2023年01月27日〜29日)
新旧のカルチャーが混ざり合う小田急線路沿い
調査日である2023年10月8日は、東口駅前で「下北沢カレーフェスティバル2023」が開催されていました。10月5日〜22日までの開催となっており、イベント限定カレーやミニカレーなどが楽しめます。3連休の中日ということもあり、駅前は歩いて通るのが難しいくらいの混雑ぶりでした。
ライブハウスの「下北沢SHELTER(シェルター)」です。イベントで紹介された下北沢のカレーマップには、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」のモデル地も紹介されていました。作品に登場する「結束バンド」は、下北沢の公認アンバサダーでもあります。
モデル地では、多くの若者が写真撮影や見学を行っていました。下北沢は数々の作品の舞台にもなっている街です。今回の「下北沢カレーフェスティバル2023」のように、食べ物とカルチャーを融合させ、街に人が流入するしくみづくりができています。
下北沢駅東口駅前広場です。ここでは夏に盆踊りが行われ、定期的に古着のフリーマーケットなども開催されます。
東口には大きなスーパーが2つあります。ひとつは「オオゼキ下北沢店」です。10時〜22時まで営業しており、地上1階と地上2階が食品フロアとなっています。2つ目は「ピーコックストア下北澤店」です。食品を販売している地下1階と地上1階は10時〜23時まで、書籍や100円ショップが入っている地上2階と地上3階は10時〜21時まで営業しています。
線路沿いに東に進みます。両サイドに見えるのが「ミカン下北」です。
地上1階と2階に飲食店があり、おしゃれな外観が目を惹きます。駅から茶沢通りをつなぐ道にもなっているので、多くの若者が歩いていました。青い外壁の店舗は、「ミカン下北」に入っている下北ミートスポット SMS -SHIMOKITA MEAT SPOT-です。ダイニングルーム「Esszimmer(エッシマー)」 、スタンディングスタイルで軽食を楽しむ「KUON(久遠)」 、ホットドッグ屋「FUJI DOG」の3店舗からなります。
「マルシェ下北沢」です。「ミカン下北」の飲食店などの雰囲気に比べると、少しレトロなスポットに感じます。
「マルシェ下北沢」は「本多劇場」が入っています。本多劇場グループが運営しており、ほかにも下北沢で「ザ・スズナリ」「シアター711」など9つの劇場を運営しています。1982年にオープンし、現在はお笑いライブや舞台が上演されています。客席は386席の1フロアとなっています。
「マルシェ下北沢」には「本多劇場」以外にも、「ヴィレッジヴァンガード」やタトゥースタジオ、アクセサリーショップなど約24店舗が入っています。
本多劇場グループが運営している「ザ・スズナリ」です。茶沢通りを登りきったところにあるのですが、レトロな外観も相まって、劇場の周囲一帯が独特な雰囲気に包まれていました。本多劇場グループ初の劇場として、1981年にオープンしました。
地上1階が飲み屋、地上2階が「鈴なり横丁」というアパートだったのですが、2階部分が改築され、劇場が導入されたという歴史があります。
小さなスナックや飲み屋があり、昭和の匂いが漂っています。
茶沢通り・あずま通り
茶沢通りです。三軒茶屋まで続いている通りで、カフェやカレー屋などが並びます。飲食店のほかには、先ほど紹介したライブハウスの「下北沢SHELTER(シェルター)」、映画や漫談などさまざまなイベントが行われる「北沢タウンホール北沢区民会館」、アートギャラリー「下北沢アーツ」など、カルチャー施設も存在しています。
レコードショップの「diskunion(ディスクユニオン)下北沢店」です。2013年にリニューアルし、店舗面積を拡大しました。レコードの街でもある下北沢の、音楽の流通を担っている店舗です。
スープカレー店「マジックスパイス下北沢店」です。カレー激戦区の下北沢のなかでも、人気の店となっています。本店は札幌にあり、2003年8月に東京に進出しました。メニューはどれも1000円前後の価格帯となっており、辛さは7段階から選ぶことができます。3種類のスパイスも用意されていて、自分好みの味付けにすることも可能です。
茶沢通りの西側には、あずま通り商店街があります。
あずま通り商店街にある居酒屋「にしんば」です。魚介料理が人気で、日本酒も常時20種類以上取り揃えております。
2020年1月にオープンした、E-itou Curry(エイトカリー)下北沢店です。撮影した時間が昼過ぎだったこともあり、行列ができていました。エイトカリーは札幌市豊平区に1号店を持ち、こちらは2号店になります。【元祖伊東さんのカレー】【スパイシーカレー】【エイト無水カレー】の3種類からルーを選ぶことができ、辛さは8段階から選ぶことができます。
小田急線の跡地である「下北線路街」にオープンした「reload(リロード)」です。アパレルショップのポップアップや、アートフェスティバルなどが開催され、常に何かしらの店が集い、街の住民と交流をしています。
個性的な店が集まる下北沢の北西エリア
小田急小田原線を挟んで西側のエリアも見ていきましょう。茶沢通りと鎌倉通りをつなぐのは「下北沢一番街」という通りになります。平日は16:00~18:00、日曜・祝祭日は13:00~18:00が車両通行止めになり、歩行者天国となっています。
「下北沢一番街」を通りぬけ、鎌倉通りにあるのがクレープ屋「アンドレア」です。雨が降るなかでも行列ができていました。クレープに乗るものであれば持ち込み可能、というルールも特徴的です。なかには納豆キムチ野菜といった変わり種のメニューもあります。
コワーキングスペースの「Colony#3 下北沢」です。下北沢で最大の席数を誇り、地下1階から地上2階までを利用することができます。地下1階にはキッチンも完備しています。
「喫茶ネグラ」です。昭和レトロを楽しめることで人気の喫茶店で、珈琲紅茶、色々なクリームソーダとフロート24種とデザートお食事があります。表通りから少し離れた路地にあるので、落ち着いてくつろぎたい人にはぴったりの店舗となっています。
「東洋百貨店」です。ガレージになっており、なかには古着や雑貨のお店が20店舗ほど入っています。「ミカン下北」には「東洋百貨店」の別館も店を構えています。
おわりに
下北沢の北方面は、カルチャー施設も揃いつつ、個性的な飲食店や雑貨店が集まっているエリアのようです。人気店はどこも独自の色を強く持っているところが多いように感じました。
part1では、下北沢の南方面についても紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
文・飲食店開業応援マガジン[RESTA(レスタ)]編集部
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