注目新店舗インタビューvol. 25「食堂 サビーズ」昔ながらの洋食店メニュー楽しめる食堂を信頼できる仲間とともに。
京急蒲田駅の西口商店街通りから一本中に入った場所に、おいしそうな看板を店頭に置く「食堂サビーズ」がオープンしたのは、2022年9月7日。有名飲食企業出身の仲間4名で、なにもかも自分達で準備をしての開業とのことです。今回は、料理長の川合茂さんにお話を伺いました。
―入り口にある看板を見た瞬間から、食欲がわいてきました。イラストからおいしそうが伝わってきます。
(川合さん)ありがとうございます。あのロゴイラストも、メンバーがデザインしたものです。
―この物件は居抜きとのことですが、オープンまではどれくらい時間がかかりましたか?
(川合さん)山形の郷土料理をだす小料理屋さんだったんです。求めていたサイズの居抜き物件だったので、2週間ほどでオープンしたかったのですが(笑)。実際は、和式トイレの工事や、床のリニューアル、天井の解体などを進めた結果、2カ月ほど内装に時間を費やしました。
―小料理屋さんのイメージを感じないですね。内装工事は大変でしたか?
(川合さん)我々は今までに多くの新店舗オープンを経験してきているんです。でも、ここまで解体業務から携わったことはなかったものですから、ダクトの位置を変更をはじめ、なかなか大変でした。小上がりになっていた座敷部分は、テーブル席に変更し、そこの部分の天井も低かったので、あえて抜いてしまい、黒いペンキ塗装に。カウンターのタイル貼りもみんなで一枚一枚頑張りましたね(笑)。でも、大変だった分、愛着もひとしおです。
―もともと蒲田のエリアで物件を探されていたんでしょうか。
(川合さん)いえ、このエリアは特に意識してリサーチはしていませんでした。物件のサイズと、その周辺を見た上で勝負ができるかということにつきましたね。半年くらい探した中で、理想の物件だったので、すぐに申し込み、メンバーとともに近隣の飲食店を食べ歩きました。その結果、意外に洋食店がないことに気が付きコンセプトを固めていったんです。
―それで、洋食店なんですね!
(川合さん)わたしは中華の経験が長いのですが、コロナ期間中には、メンバーとデリバリー専門で洋食を提供していたので、メニュー開発は問題ありませんでした。話し合いの結果、みんなが懐かしい洋食店というスタイルに決定しました。
―名物の鉄板トンテキ、ベーキライス(洋風焼き飯)、ハンバーグ、オムライスと豊富なラインナップは、どれも魅力的です。そして、このボリュームは皆さんうれしいですね。
(川合さん)おいしさはもちろん、ボリュームにも満足いただけるかどうかも大切なポイントです。今回ご紹介する、チキンベーキライスとハンバーグも、なかなかのボリュームですが、意外に女性の方でもペロリと召し上がっていただけています。
―オープン後のお客様の反応はいかがですか?
(川合さん)まだオープンPRをしっかりしていないので、認知は広くないですが、工事をしているときから「何ができるの?」というお声をかけていただいた近隣の方々が足を運んでくれていますね。カウンター4席に、テーブル3卓10席の狭いお店なので、お客様ときちんとコミュニケーションできるのは嬉しいです。
―これからの「食堂サビーズ」の目標を教えてください。
(川合さん)今は、営業時間を11時30分~22:30(LO)の通し営業としていますが、今後は、状況をみて深夜営業も視野に入れています。ほかには、仕出し弁当だとかデリバリーも含め、外販対応を増やそうとも思っています。
昔ながらの洋食店が少なくなってきているように思うので、頑張っていきたいですね。
―気になっていた「食堂サビーズ」の店名の由来をうかがってもよいでしょうか。
(川合さん)じつは、私のバイクの愛称「サビー」から来ているんです。仲間がいるので「サビーズ」です(笑)。
―流石のチームワークで今後が楽しみです。お忙しい中取材のご協力ありがとうございました!
<おすすめ料理>
チキンベーキライス ¥1080
サビ―ズハンバーグ 単品(200g)¥980/定食¥1180
店舗概要
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