通勤ストレスが少ない人気のベッドタウン
千葉県柏市は茨城県南部と隣接しており、県境には利根川が流れています。千葉県は海のイメージもありますが、柏市は内陸部にあるため、海からは50km程度の距離があります。現在、中核市および業務核都市に指定されており、人口は約43万人。千葉県内では第5位の規模となっています。
交通機関に恵まれる柏市には、JR常磐線、東武アーバンパークライン、つくばエクスプレスが運行。常磐線に乗れば東京メトロ千代田線へも直通となるため、大手町や表参道など首都圏の中心部へダイレクトに行けます。
さらに国道6号・16号が交差する交通の要所であるため、車の利用にも便利。近隣へのお出かけやドライブもスムーズです。
柏市から東京23区内への通勤率は約3割。ベッドタウンとしての性格が強い柏市は、上野駅まで約30分、東京、新橋、品川など主要駅にも乗り換えなしでアクセス可能という通勤ストレスの少なさが魅力です。また、東京都心だけではなく、大宮駅など埼玉の主要駅へも直通で行けるので休日の遊びにも利便性が良いです。
活気に満ちた駅周辺 若者が集結する「ウラカシ」も人気
江戸期の柏市周辺は「江戸幕府」の軍馬育成のための牧場、「小金牧」が広がるのどかな土地でした。時代が移り明治時代に入ると、水運、街道、鉄道の要所として栄えます。
今の柏市はファミリー層からの支持が高く、住みやすい街として人気があります。「街の住みここち駅ランキング2021<千葉県版>」では、3年連続で柏の葉キャンパス駅が1位を獲得。東京・千葉県内からの転入超過傾向が継続中です。特に、10代後半から30代前半の若年層での転出入の活発さが目を引きます。出店に向けては流行に敏感な年代層をターゲットとした、アイデアがあふれる店づくりが集客のカギとなるでしょう。
柏駅周辺には、ストリートミュージシャンが多く、若者の姿が目立ちます。この層をターゲットにしたショップの出店も相次ぎ、「東の渋谷」「プチ渋谷」と呼ばれることも。若い人向けの店舗を考えているのであれば、このエリアをメインに検討すると大きな成功のチャンスがありそうです。
柏駅前には「柏高島屋ステーションモール」「セブンパークアリオ柏」など大型商業施設が充実する一方、東口には個人経営のセレクトショップが集まり、「ウラカシ」と呼ばれるおしゃれなエリアとなっています。
柏市は、水資源も豊富です。高度成長期には水質汚染が問題となった手賀沼は、現在各大会のトライアスロン会場となるほどの環境に。白鳥が飛来する水辺には、年間を通して行楽客が訪れます。隣接する「柏ふるさと公園」は手賀沼エコマラソンの会場として知られ、全国のスポーツ愛好家にも親しまれています。イベントでは遠方からも多くの人が集まるため、柏市の良さをアピールしながら認知を広げるという店舗コンセプトも考えられます。
その他に、風車や蓮池のある「あけぼの山農業公園」や、柏の葉キャンパス駅から徒歩圏内「柏の葉公園」、バーベキューができる「手賀の丘公園」、ショッピングセンター「モラージュ柏」のすぐ近くにある「松ヶ崎中央公園」など、あらゆるタイプの公園がそろっており、柏市近郊だけでも休日を楽しむ場所には事欠きません。
千葉県北西部有数のターミナル駅である柏駅、人口の増加が緩やかに続く住環境、若者が集まる流行発信地、自然が豊かな水辺とバラエティに富む多くの公園。柏市は、利便性と自然、カルチャーが共存する街です。
出店を検討する際は、若年層からファミリー層、シニア層、商業地や行楽地に行き交う人々まで、幅広いターゲット層が見込め、立地候補にも広い可能性を持てます。今後の発展と拡大もおおいに期待できる柏市は、集客チャンスと商機に恵まれたエリアと言えるでしょう。あらゆる要素がそろう柏市では、コンセプトに合わせた場所選びがポイントになりそうです。
利便性と住み良さで今後の発展に期待できる柏市
東京のベッドタウンが集結する千葉県の中でも、トップの人気を誇る柏市。東京都心だけでなく埼玉の主要都市へのアクセスも良好で、首都圏の移動には不自由しません。柏駅周辺には多数の大型商業施設がひしめくエリアと、個性的なショップで若い層を引き付ける魅力的なエリアが共存しています。さらに多様な公園に恵まれており、自然に親しむ環境には事欠きません。子育て世代や若者からも注目される柏市には、未来に向けた希望が感じられます。ユニークなコンセプトの店舗計画にも、十分対応できる土地柄です。